今年のマカオGPで大クラッシュを喫するも九死に一生を得たソフィア・フローシュが、2019年にフォーミュラ・ヨーロピアン・シリーズに参戦することを発表した。今年のFIA F3ワールドカップに女性ドライバーとして唯一参戦したソフィア・フローシュ(18歳)は、ストレートでコントロールを失ってマシンが宙に浮き、後ろ向きでガードレールを飛び越え、276.2km/hでメディア用の撮影エリアのフェンスにマシン上面から激しく衝突。
生命を脅かすほどの大事故だったが、ソフィア・フローシュは脊椎を骨折したものの、奇跡的に重大な怪我は逃れた。手術後すぐにレース復帰を誓っていたソフィア・フローシュは、2019年に新たにスタートするフォーミュラ・ヨーロピアン・マスターズに参戦することを発表。同シリーズは、GP3と合併するヨーロッパF3選手権の後継にあたり、ドイツツーリングカー選手権(DTM)のサポートレースとして開催される。2018年もヨーロッパF3選手権にスポット参戦していたソフィア・フローシュは「フォーミュラ・ヨーロピアン・マスターズは私にとってパーフェクトなレースシリーズだと確信しています」とコメント「最適なクルマです。若手ドライバーに信じられないくらい多くのことを学ぶ機会を提供してくれるクルマです。それは歴史によって実証されています。何と言っても、数え切れないほどのレーシングドライバーがこのクルマで学んできましたし、先輩たちはその後、モーターレーシングのトップカテゴリーに進んでいきました」「DTMの環境は素晴らしいです。ファン・アメルスフォールト・レーシング(Van Amersfoort Racing)を本当に快適に感じており、チームのためにレースを続けられることを本当に嬉しく思っています」「リカビリは計画通りに進んでいますし、遅れてシーズンに入るつもりはありません。定期的にトップ5に入って、勝利を手にすることが、今までもこれからも私の目標です」ソフィア・フローシュの大クラッシュ / 2018年 マカオGP
全文を読む