2013年にロータスのリザーブドライバーを務めたダビデ・バルセッキが給与の支払いを受けていないことを明かした。GP2チャンピオンとして2013年にロータスでリザーブドライバーを務めたバルセッキだが、先週チームから放出される見込みであることを認めている。 「移動は多かったけど、トラックには出られなかった2013年を終え、僕はレーシングスーツとヘルメット姿に戻りたい」とダビデ・バルセッキは f1passion.it に述べた。
昨シーズンの終わりにキミ・ライコネンの代役が必要になった際、自分ではなくヘイキ・コバライネンが選ばれたことに“怒り”を覚えたというダビデ・バルセッキは「彼らのチョイスではキャリアの終わりにあるコバライネンのようなドライバーより僕の意志力が優先されると思っていた」と述べた。ダビデ・バルセッキは、“メキシコやベネズエラ出身”の強力なペイドライバーのあおりを受けて、自分はF1を去ることになりそうだと続けた。 「インディカーに乗りたいという気持ちは隠していない」 ロータスファンの間ではチームの財政状況に対する懸念が広まっている。 2013年、高い競争力を発揮しならがも、まとまらないカンタムとの契約をめぐる報道の中で1年を終えたロータスは、2014年のエントリーリストに条件付きで記載されている。 最近ではパトリック・ルイスがCEOを辞任。噂ではロータスが200万ドル(約2億1,000万円)を超える2014年のエントリー料を集めるのに苦労しているともされている。そして、ダビデ・バルセッキは、ロータスが小額の2013年の自分への給与の支払いさえ完了していないと明かした。「僕の契約はウェイターの給料のようなものだった。彼らは僕にまだ支払っていない。そうできるポジションになり次第、彼らは負債を解消すると確信している」ヘイキ・コバライネン起用の件で怒りと“苦味”を味あわされたというダビデ・バルセッキだが、ロータスは“常に僕に対してよくしてくれた”と述べ、ゆくゆくは支払われると信頼している。 「リターンなしに僕をサードドライバーに選んでくれたロータスにとても感謝している。不満は言えない」「1ユーロも払わないサードドライバーの職を探してみなよ! 僕たちは少なくとも2〜300万ユーロでシートを売ることができるチームのことを話しているんだからね」