ロータスは、ロマン・グロージャンが苦戦を強いられているのはチーム側の責任だと述べた。キミ・ライコネンは、オーストラリアGPの優勝と中国GPでの2位表彰台でスポットライトを浴びる一方で、ロマン・グロージャンは開幕3戦でポイントを獲得しているものの、目だった活躍はできていない。ロータスのテクニカルディレクターを務めるジェームズ・アリソンは「問題の原因がロマンではないのは確かだ」とコメント。
「ロマンは、速く、スムーズで、タイヤを労わるのが上手だが、我々はまだ彼が力を発揮できるような一貫性のあるクルマを与えられていない」「彼のせいではない。まだ彼に十分に適切なクルマを与えられていないし、クルマを手なずけるのがトリッキーなことはキミの週末からも明らかだと思う。開幕3戦の2レースでキミはなんとかそれをやりとげた。我々はロマンにも同じように輝けるチャンスを与える必要がある」ジェームズ・アリソンは、二人のドライビングスタイルは違うので、キミ・ライコネンのセットアップは、ロマン・グロージャンにはうまく働かないと述べた。「まず第一に両方のドライバーが正確に同じクルマを望んでいるわけではない。キミはロマンよりもフロントタイヤを少し多く使い、ロマンはキミよりも少しリアタイヤを多く使う。いずれにせよ、彼らには異なるセットアップが必要だ」「第二に、両方のクルマを同じセットアップにできたとしても、同じ結果を得られるとは考えていない。同じセットアップをすれば、全てがうまくいくと言えるほど簡単なことではない」