今年、技術論争の結果としてレッドブルがマシンに多くの変更を強いられているが、ロータスのチーム代表エリック・ブーリエは、FIAの対応を信頼している。2年連続でチャンピオンシップを獲得してきたレッドブルは、マシンデザインについてライバルチームとFIAから様々な指摘を受けている。F1モナコGP以降、レッドブルは、フロアの穴、ホイールハブ、手動でのサスペンションセッティング、エンジンマップを変更するよう求められた。
だが、変更が実施されるのは、毎回そのデザインが使用されたレース後であり、FIAはなぜチームに対してより厳しく対処しないのか、その時点で罰しないのかとの疑問の声も挙がっている。だが、ロータスのチーム代表エリック・ブーリエは、FIAの対応は正しいと考えている。「理論的には、違法があった場合にペナルティを科せられないのは間違っている」とエリック・ブーリエはコメント。「私はFIAのプロセスには関与していないが、チームが実際に違法行為をしているときは、確実に罰せられる必要がある」「だが、抜け穴を開拓している場合、それは異なる。例えば、マッピングの状況を考えれば、それは合法的で、賢いアイデアだった」レッドブルのデザイナーを務めるエイドリアン・ニューウェイは、特定の規約の解釈について議論がなされた場合、全てのチームが対等に扱われる必要があると述べている。「グレーゾーンに対処することになった場合、チームが公平かつ平等に扱われることだが重要だ」「例えば、ダブルDRSはグレーゾーンだが、シーズン終了までは合法だとみなされた。それは問題ない。全てに一貫性がなければならない」