トヨタのドライバーを務めるホセ・マリア・ロペスが、WEC開幕戦シルバーストンでのクラッシュでの負傷の影響でスパ・フランコルシャン6時間レースを欠場することが決まった。ホセ・マリア・ロペスは、ウェットコンディションのシルバーストンでコプスでバリアにクラッシュ。マシンはピットまで戻り、1時間の修復を経てレース復帰し、38周遅れでレースをフィニッシュしていた。
衝突の影響で“メディカルライト”が点灯したため、ホセ・マリア・ロペスは予防措置としてノーサンプトンの病院に搬送され、同日にリリースされていたが、クラッシュの影響で背中に痛みが出ていた。トヨタは4日(木)にホセ・マリア・ロペスが“2本の椎骨に軽い損害”を負っており、今週末のレースを欠場することを発表した。ホセ・マリア・ロペスは「スパで走るのを本当に楽しみにしていたので、今週末のレースに出れないことにかなり落胆している」とコメント。「基本的には元気だけど、僕たち全員でチャンスを無駄にしないことで合意した。プライオリティはル・マンに万全な体調で挑むことだ」「違うトラックであればレースはできたかもしれないけど、オー・ルージュではドライバーの身体にかなりのGフォースがかかる。FIAの医師団と僕たちのチームのドクターと議論して、今週末は走るべきではないという決断をした」ホセ・マリア・ロペスが欠場することで、トヨタの7号車は小林可夢偉とマイク・コンウェイの2人でレースに挑む。