F1は、2021年にスプリント予選レースを実現するためのネックとなっていたF1チームの追加コストを負担することで解決に至ったようだ。今年から新たに1億4500万ドルの予算上限が導入されているが、F1バーレーンGPの週末にはメルセデスとレッドブルが珍しく意見を合わせ、今シーズンの3つのグランプリの土曜日にスプリント予選レースを実施した場合、30~40万ドルの追加コストがかかるとして補填を求めていた。
だが、F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは「(コストの)違いは、予想されているほど大きくはない」と反論。「我々が試したいと思てっていることのすべてに補償を求めた場合、私たちはそこにたどり着くことはないだろう。全体像を見失うべきではない」しかし、ドイツの放送局 RTL やその他のメディアは、ステファノ・ドメニカリが実際にF1チームへの金銭負担について合意に達し、シルバーストンでの“スプリント予選”のトライアルの開始への道を切り開いたと報じている。。RTLによると、F1チームは、新しいレース週末のフォーマットのトライアルに対してそれぞれ50万ドルの補填を受けてことで実施に同意したとし、クラッシュによる損傷が発生した場合にさらに多くの補償金が支払われることになると報じた。ステファノ・ドメニカリは、次戦イモラでの第2戦F1エミリア・ロマーニャGPまでにこの問題の解決を望んでいると述べていた。そして、ドメニカリは、2021年がまた新たな“並外れたレース”の舞台になることを望んでいる。「昨年よりもはるかに競争力のあるフェラーリを見たと思う」とフェラーリF1の元チーム代表でもあるステファノ・ドメニカリは Anchio Sport に語った。「メルセデスとレッドブルは他のどのチームよりも少し上だが、チームは全体的に昨年に比べてはるかに接近している」スプリント予選を導入する週末は、金曜日に予選に臨み、土曜日に30分のレースを行い、日曜日に再びレースを行う。土曜日のレースでは上位3名(1位:3ポイント、2位:2ポイント、3位:1ポイント)にポイントが付与される。実施の候補として、シルバーストン、モンツァ、ブラジルの3戦が挙げられている。
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