F1上層部は、3月19日(木)にF1チームとビデオ会議を行い、2020年のF1世界選手権の日程変更について話し合う。変更には全10チームの承認が必要となる。F1レギュレーションでは、毎年1月1日までにF1カレンダーを承認する必要があり、変更がある場合はチームの全員一致の承認が必要となる。つまり、2020年のF1世界選手権を進めていくためには、F1は共通点を足並みをそろえる必要がある。
マクラーレンのF1チームメンバーが新型コロナウイルスに感染したため、F1はシーズン開幕戦のF1オーストラリアGPをキャンセルした。翌日、F1は第2戦バーレーンGPと第3戦バーレーンGPの延期を発表。すでに第4戦中国GPは延期が決定している。今後、第5戦オランダGPと第6戦スペインGPが延期になると予想されている。第7戦モナコGPは2020年シーズンの最初のレースになる可能性があるが、6月の第8戦アゼルバイジャンGPになるとの報道もある。Gazzetta dello Sport によると、リバティ・メシアは木曜日に新たなF1カレンダーを議論するためにF1チーム代表者と“ビデオ会議”を行うという。「提案されるのは、モンテカルロ(5月24日)から開始するか、遅くともバクー(6月7日)から開始するかだ」と同誌は報道。「9月6日のモンツァからブラジルまでのスケジュールはほとんど変更されないだろう」「チームは、スパに入る1週間前の8月23日に最も人気のあるオランダに入るのために、夏休みを短縮するか、もしくはキャンセルするかについて話し合うが、懸念事項は、ザントフォールトとスパをわずか7日間の間隔で実施した場合、両方の観客数が損なわれる可能性があることだ」「代替案は8月16日に開催することだが、この時点ではハンガリーから2週間しかない」「ブラジル(11月15日)の後は、中国(11月22日または29日)、バーレーン(11月29日または12月6日)、アブダビ(12月13日)と非常に忙しいカレンダーになるだろう。今年デビューするはずだったベトナムは、エントリーを1年延期するだろう」しかし、Gazzetta dello Sport がモナコGPがスタートになると予想する一方で、Auto Motor und Sport はアゼルバイジャンGPになると考えている。同誌は「6月7日のバクーまでシーズンが始まらないレースカレンダーがあります。したがって、チームとファンは182日間で18レースに直面することになる」と報道。「今週の終わりまでに、(チェイス)キャリー、(ロス)ブラウン、チーム代表者は、残りのシーズンの戦闘計画を支持したいと考えている。だが、新しいカレンダーは、予測不可能な状況を考えると暫定的な性格を持つだけになるだろう」「ヨーロッパの新型コロナウイルスの流動的な状況を考えれば、オランダ、スペイン、モナコでのレースが計画通りに進むという希望はほとんどない」「F1はすでに6月7日のアゼルバイジャンでのシーズンスタートに向けて精力的に準備を進めている。その後、最初の検討の後、多くの2連戦といわゆる“トリプルヘッダー”を伴うストレスの多いプログラムが計画されている」「すべてがうまくいけば、182日間で18レースが行われる可能性はある」
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