元F1ドライバーのジャン・アレジは、先週F1界を襲った“グリッドガール”論争を非難した。今年からグリッドガールを廃止し、代わりに少年少女を起用するというリバティメディアの決定はかなりの論争を引き起こし、意見は真っ二つに割れた。しかし、ジャン・アレジはどちらの動きも気に入らないと語る。
「グリッドガールの廃止も新しいグリッドキッズのプロジェクトも賛成できない」とジャン・アレジは Motorbox にコメント。「グリッドガールを廃止することは、多くの女性が働き、すでに円滑に進んでいたシステムを排除することになる」「若いアスリートやドライバーを目出させるのは賛成ではあるが、今回はそうではない」元マクラーレンでチームコーディネーターを務めたジョー・ラミレスもジャン・アレジの意見に同調している。「F1は方向性を見失いつつあるね。彼らは変化のために何かを変えようとしている」「グリッドガールにもう少し上品な服装をさせればそれで十分だったと思うが、すでに多くの国で彼女たちは民族衣装などを身に着けていた」「グリッドガールの廃止は女性に対する差別だ。明日になれば彼女たちはサーキットへの立ち入りも禁止されてしまうだろう。私の意見だが、グリッドガールたちは誰から不快にさせたりなどしていなかった」
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