リバティメディアは、F1買収を正式発表。『21世紀フォックス』の副会長チェイス・キャリーがF1の会長を務め、バーニー・エクレストンはCEOの座に留まることになった。リバティメディアは声明を発表。大株主のCVCキャピタルパートナーが率いるコンソーシアムからF1を取得することに合意したと述べた。
リバティメディアは、F1の親会社であるデルタトプコが所有する株式の100%を取得。同時に少数株式18.7%を7億4600万ドル(約759億円)で買収する。取引が成立するまで、CVCはF1の支配株主を継続する。「取得が完了した後、リバティメディアはF1を所有する。それはフォーミュラ1グループに名称を変更するリバティメディア・グループは帰する」「CVCによって案内された売り手のコンソーシアムは、フォーミュラ1グループの資産のおよそ65%を所有し、スポーツのポテンシャルをフルに発展させることを継続し、リバティメディアをサポートするために取締役会代表制をとる」「加えて、CVCの代表はリバティメディアの取締役に加わる」「チェイス・キャリーは、デルタトプコによって任命され、非常勤ディレクターとしてF1の取締役に残るピーター・ブラベック−レッツマットに代わり、F1の新たなチェアマンを務める」「バーニー・エクレストンはF1のCEOのままだ」バーニー・エクレストンは「リバティメディアとチェイス・キャリーをF1に歓迎したい。彼らと働くのを楽しみにしている」と述べた。リバティメディアのCEOを務めるグレッグ・マッフェイは「我々はF1の一員になることに興奮している」とコメント。「我々のメディアにおける長期的な専門知識とスポーツの資産が、我々をF1の優れたスチュワードにし、ファン、チーム、我々の株主の利益になると考えている」「我々は、この非常に人気のある世界的なスポーツの次の成長段階をサポートするためにチェイス・キャリーとバーニー・エクレストンと密接に仕事をしていくことを楽しみにしている」チェイス・キャリーは「F1のチェアマンの役割を引き受け、バーニー・エクレストン、CVC、そしてリバティメディアチームと一緒に働く機会に興奮している」とコメント。「私は、毎シーズン、世界中から何億人ものファンを引きつけるユニークな世界的なスポーツエンターテインエントとしてF1を心から称賛している」「F1が、スポーツ、ファン、投資家の利益のために発展し、繁栄し続けるためにF1を助ける素晴らしい機会だと思っている」CVCの共同チェアマンを務めるドナルド・マッケンジーは「我々はチェイスが新しいチェアマンとしてF1に加り、バーニーと一緒に仕事をしていくことを嬉しく思う」とコメント。「スポーツ、メディア、エンターテインメントにおけるチェイスの経験と知識は大変素晴らしいものであり、我々は彼を招聘できることを非常に嬉しく思う」「バーニーは過去10年以上にわたり、我々にとって素晴らしいCEOだった。多くの成功と時折の挑戦があったが、退屈な時間などまったくなく、我々には多くの楽しみがあった」「チェイスとバーニーのスキルの組み合わせによって、成功は継続させるはずであり、我々は彼らの幸運を祈っている」