リアム・ローソンは、F1オーストリアGPで発生したレーシングブルズのチームオーダー騒動について振り返り、今後はチームメイトのアービッド・リンドブラッドを「もう少し意識するかもしれない」と語った。一方で、自身のレースへのアプローチを変える考えはないと強調している。先週末のオーストリアGPでは、ブレーキのオーバーヒートを抱えていたローソンに対し、チームはリンドブラッドへ「ポジションを維持せよ」と指示。
しかしリンドブラッドは指示に従わずオーバーテイクを敢行し、ローソンはチームラジオで強い不満を示していた。チームオーダー騒動はレース中に決着レッドブルリンクで行われた決勝では、リンドブラッドがチームの指示を無視してローソンを抜き9番手へ浮上した。ローソンは約50メートル早くアクセルを戻してチームオーダーに従ったものの、その直後にリンドブラッドが強引な動きで前に出たため、グラベル際まで押しやられる形となった。ローソンは無線で「もう二度とこんな指示は聞かない」と怒りをあらわにしたが、チームは2回目のピットストップでアンダーカットを成立させ、最終的にローソンが9位、リンドブラッドが10位でダブル入賞を果たした。レース後にはチーム代表のアラン・パーメインが無線で「落ち着いてくれ。この件はチーム内で解決する」と伝えていた。「僕にとってはレース中に終わった話」イギリスGPを前に取材に応じたローソンは、この一件について冷静な見解を示した。「正直に言えば、あまり僕自身の問題ではなかった。レース中にポジションを取り戻せたので、チェッカーを受けた時には完全に気持ちは整理できていた」「こういうことは、大きな組織やチームに所属していれば起こり得ることだ。僕はレースで自分の役割を果たそうとしただけで、この件はチームと彼(リンドブラッド)の話だったと思う」また、レース後のミーティングでリンドブラッドに対して「チームの指示には従うべきだ」と改めて確認したのかと問われると、ローソンは「そうだ」と短く答えた。一方、リンドブラッドもFIA公式記者会見で、この件はレース後に話し合いが行われ、「すべて解決済みだ」と説明している。今後は「もう少し意識するかもしれない」ローソンは今回の出来事が今後のレース運びに影響するかについては限定的との考えを示した。「もしかすると、今後はもう少し意識するようになるかもしれない。でも、その後はこの件についてあまり深く考えなかった」「僕自身のアプローチを変えるつもりはない。ただ、ああいう状況では少し意識するようになるかもしれないね。でも、あのようなケースはかなり珍しい状況だと思う。だから起こる可能性は低いけれど、少しは意識するようになるかもしれない」今回の一件はチーム内で既に収束しているものの、今後もローソンとリンドブラッドが接近戦を演じる場面では、両者の連携やチームオーダーの運用が改めて注目を集めそうだ。
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