レッドブル・レーシングでの短い参戦からレーシングブルズでの来季残留確定まで、浮き沈みの激しいシーズンを過ごしたリアム・ローソンが、ついに2025年シーズンの本音を語った。開幕直後のオーストラリアと中国でレッドブルのシートを託されたものの、結果を残せず即座に降格。そこからレーシングブルズで再起を目指し、最終17戦中7回のポイント獲得と確かな成長を示した。
短期レッドブル起用は「チャンスですらなかった」ローソンは開幕2戦のみの起用で、雨のオーストラリアでクラッシュリタイア、中国では12位。十分な準備期間もないまま評価され、すぐにレーシングブルズへ戻された。その後、角田裕毅がレッドブルへ昇格し、ローソンは再び妹チームで戦うことになった。「とてもタフな一年」「タフな一年だった。まだしっかり振り返れていないから、休暇の間に時間を取って考えたいと思っている」「今年得たすべての学びを来年につなげるつもりだ。再びチャンスをもらえることに感謝しているし、来年はもっと良いシーズンにしたい」レッドブルでの経験を問われ「本当に“最低”の時間だった」「正直、もうかなり昔のことに思える。ほとんど覚えていない。あの時期は、本当に“最低”の時間だった」「振り返ろうとは思っているけれど、まだできていない。今季はただ忙しすぎたんだ」2026年のシート確保で再起へ最終戦前のカタールとアブダビの合間、ローソンは2026年もレーシングブルズ残留が決定。開幕直後の失意とは対照的に、シーズン終盤には安定した走りでポイントを重ね、来季に向けて確かな手応えを残した。