リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、角田裕毅が2026年にレッドブルのリザーブドライバーへ回る決定について、「F1がどれほどハードな世界かを物語っている」と語った。自身は2026年もレーシングブルズからF1参戦を継続することが決まっている。今週、レッドブルは2026年のドライバー体制を発表。アイザック・ハジャーがマックス・フェルスタッペンの新チームメイトに昇格し、アービッド・リンドブラッドがレーシングブルズからF1デビューする。一方で角田裕毅はリザーブに回り、現ラインアップの中で唯一シートを失う形となった。
角田裕毅に対する心境「F1は本当に厳しい世界」ローソンはSky Sportsに対し、角田裕毅への思いを問われると次のように語った。「難しい。F1から離れざるを得ない人には本当に心が痛む。僕たちはここに来るために何年も費やしているから。でも一方で、チャンスすらもらえないドライバーもたくさんいる。彼(角田)は何年もこのスポーツにいたし、結局のところF1は本当に、本当にハードな世界だ。僕自身もそれを体験した」自身の降格を振り返り「すべては理由があって起きる」ローソンは、今年序盤にレッドブルからレーシングブルズへと“降格”した自身の経験にも触れ、次のように語った。「よく“すべては理由があって起きる”と言うけど、その言葉をいつも心に留めるようにしている。特に苦しい時はそうだ。今年の序盤は僕の周りでいろいろなことが起きて、たくさんのことを考えさせられた」「もっと時間があれば適応できていた」レッドブルでの2戦を回顧ローソンは現在、最終戦アブダビを前にランキング14位。角田裕毅より1つ上に位置している。短期間で終わったレッドブルでの2戦については、今も「もっと走れていれば違っていた」と感じているという。「十分な時間があれば、本当に適応できていたと思う。だって2レースだけなんて短すぎて、正直ほとんど覚えていないくらいだ! でも僕はあの言葉を信じているし、今年起きた多くの出来事が僕を強くし、たくさんのことを学ばせてくれたと思っている」