レーシングブルズのリアム・ローソンは、マリーナベイ・ストリート・サーキットでの自らのマシンの速さは「とても強力」だと語った。しかし、FP2でのクラッシュによりその実力を示す機会を失った。ニュージーランド出身のローソンは、シンガポールGP金曜の2回目の走行でターン17の外側にヒットし、VCARB 02を大破。マシンはピットレーン入口付近にストップした。このアクシデントでセッション2度目の赤旗が出され、23歳のローソンはソフトタイヤでの低燃料予選シミュレーション走行を行う機会を失った。
FP1を15番手で終えていたローソンは、この接触によりFP2を17番手で終了した。ローソンは1日を振り返り、クラッシュの経緯と前向きに捉えられる点についてこう説明した。「ターン16でちょっと縁石に乗りすぎて、左に跳ねてしまって、さらにターン17でも縁石を乗りすぎてしまったんだ。それでスピードを維持しようとしたけど、最後の最後でコントロールを失って壁に当たってしまった」「残念だ。全体的に見れば、マシンはとても速かった。今日は速さがあった。FP1では難しいセッションだったけど、いくつか試したものを元に戻して、FP2ではかなり良くなって、すごく快適に感じていたんだ。あの瞬間までは」「だから、壁に突っ込んでセッションを終えるのは本当に悔しいけど、そこまでの内容は良かった。少なくともショートランペースは現状かなり良さそうだ」チームメイトのアイザック・ハジャーがFP2で2番手タイムを記録し、マクラーレンのオスカー・ピアストリに次ぐ速さを示したことで、レーシングブルズの潜在能力は明らかとなった。ローソンはその点を「救い」として強調した。「とても強力だと思う。他のチームが何をしているかは分からない。俺たちが何をやっているかは分かっていて、マシンの状態にはとても満足しているけど、まだまだ詰めていかないといけない。本当に差が小さいからね」「だから今夜さらにいくつか変更を加えて微調整する。今日の出来事から学んで、明日はうまくまとめたい」
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