トニー・カナーンは、インディ500の予選で負傷したセバスチャン・ブルデーの代役として2017年のル・マン24時間レースに参戦する。インディカーのベテランであるトニー・カナーンは、GTE Proクラスでフォード・チップ・ガナッシのフォードGT 68号車をドライブ。ジョーイ・ハンドとダーク・ミューラーとチームを組む。
昨年のル・マン24時間レースでは、セバスチャン・ブルデー、ジョーイ・ハンドとダーク・ミューラー組が1966年のル・マンでの勝利から50周年のタイミングでの復帰したフォードに勝利をもたらした。「我々は、ル・マン24時間でNo.68 フォードGTにトニーのような経験と才能のドライバーを起用できることを非常に嬉しく思う」とフォード・パフォーマンスのグローバルディレクターを務めるデイブ・ペリカックはコメント。「理想的な状況ではないのは確かであり、セバスチャンが彼のレース勝利を防衛するために戻ってこれないことに心から悲しんでいる。彼にとって個人的にそのレースがどれくらい多くの意味があるかを知っているからね」「彼は我々のファミリーの重要な一員であり、彼が完治することを楽しみにしている」トニー・カナーンは、デイトナ24時間レースにフォード・チップ・ガナッシから参戦し、ほぼ8時間の走行を経験している。「ル・マン24時間レースでフォード・チップ・ガナッシ・レーシングのフォードGTラインナップの一員になれるのは名誉なことだ」とトニー・カナーンはコメント。「もちろん、この段階でセバスチャンが怪我をしたのは不運な状況だ。だが、彼の代役としてベストを尽くし、今年もこの驚くべきレースでチームがレースに勝つ手助けをするつもりだ」「このレースは、長い間僕のバケツリストにあったし、この機会を与えてくれたチップとフォードの我々のパートナーに感謝している」トニー・カナーンは、インディカーのデトロイト大会に参戦するため6月4日のル・マン テストデーは欠場することになる。それはインディカーとル・マン24時間でチームメイトとなるスコット・ディクソンも同じ。二人は6月10日にテキサスで開催されるインディカーを戦ったあと、公式車検のためにル・マンへと直行する。
全文を読む