スタートから9時間が経過。日の長いル・マンも午後10時を過ぎると完全に日が落ち、レースはついに夜間走行へと突入。時刻は0時を過ぎ、日付は16日(日)に変わった。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは大きなトラブルに見舞われることなく周回を重ね、しだいに3位以下を引き離していく一方で、トップ2台はセーフティカー導入によって更に接近。互いに順位を入れ替えながらの首位争いを繰り広げている。
6時間を経過した直後、他車のクラッシュによりセーフティカーが導入。これで7号車と8号車の差はほとんど無くなり、セーフティカー退去後は僅差の首位争いとなった。テール・トゥ・ノーズ状態でのバトルの中で、首位のホセ・マリア・ロペスの7号車は痛恨のオーバーランを喫し、8号車の中嶋一貴が首位浮上。7号車はすぐにコースへ復帰したため、2台はここから僅差の争いを続けた。131周目に8号車、133周目に7号車がピットへ向かいドライバー交代。8号車はセバスチャン・ブエミ、7号車はマイク・コンウェイのスタートを担当した2名がこの日2度目のドライブへ向かった。このピットを終えた時点で、再び7号車が先行。しかし8号車ブエミはピタリと7号車コンウェイの後につけており、一つのミスも許されない緊張が続く中、優勝とチャンピオンを賭けた2台の争いが、ライトが切り裂く暗闇の中で続いている。TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):9時間経過時順位: 1位, 145周 TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):9時間経過時順位: 2位 (トップと7秒284差), 145周WEC 第8戦 ル・マン24時間 9時間経過時順位(LMP1クラス) 順位No.ドライバー名チーム/車種周回トップとの差17小林可夢偉マイク・コンウェイホセ・マリア・ロペスTOYOTA GAZOO Racing/トヨタ TS050 HYBRID14528中嶋一貴セバスチャン・ブエミフェルナンド・アロンソTOYOTA GAZOO Racing/トヨタ TS050 HYBRID1457.284317ステファン・サラザンイゴール・オルトツェフセルゲイ・シロトキンSMPレーシング/BRエンジニアリングBR1・AER1432 Laps411ヴィタリー・ペトロフミカエル・アレシンストフェル・バンドーンSMPレーシング/BRエンジニアリングBR1・AER1432 Laps53トーマス・ローランナタナエル・ベルトングスタボ・メネゼスレベリオン・レーシング/レベリオンR13・ギブソン1432 Laps61ニール・ジャニアンドレ・ロッテラーブルーノ・セナレベリオン・レーシング/レベリオンR13・ギブソン1405 Laps74トム・ディルマンオリバー・ウェッブパオロ・ルバーティバイコレス・レーシング・チーム/エンソ・CLM P1/01・ギブソン10837 Laps810ヘンリク・ヘドマンベン・ハンリーレンジャー・ヴァン・デル・ザンデドラゴンスピード/BRエンジニアリングBR1・ギブソン7669 Laps 関連:2019年 ル・マン24時間レース | 無料Webライブ配信