太田格之進が、2026年ル・マン24時間レースにプロトン・コンペティションからLMP2クラスで参戦することが決定した。Seven x Seven Racingとの提携によって実現したもので、6月13〜14日に行われる伝統の耐久レースでル・マン初挑戦を果たす。太田格之進は、プロトン・コンペティションの9号車オレカ07・ギブソンをヨナス・リード、ハリー・キングとシェアする。チームはSeven x Seven Racingとの既存パートナーシップを背景に、蛍光イエローを基調とした特別カラーリングも公開した。
スーパーGT後に急展開したル・マン参戦計画太田格之進は今回の参戦経緯について、Seven x Seven Racing代表兼ドライバーの“Bankcy”こと小川潤之から声をかけられたことがきっかけだったと明かした。「Seven x Seven Racingのボスである“Bankcy”から連絡をもらいました」「スーパー耐久で一緒にレースをしていたので面識はありましたが、そこまで親しい関係ではありませんでした」「ル・マンの話を始めたのは5月初旬のスーパーGT富士戦のあとでした。ただ、ホンダを含めたパートナー全員に許可を取る必要がありました」「最終的に『ぜひ挑戦してこい』と言ってもらえたので、本当にうれしく思っています」太田格之進は2025年にEra MotorsportからIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のLMP2クラスへ参戦した経験があり、プロトン側もその実績を評価していたという。「昨年LMP2を経験していますし、チームも僕のパフォーマンスを信頼してくれています」「スーパー耐久での走りについても理解してくれていました」「ル・マンでは良いパフォーマンスを見せたいですが、まずはこうした縁をいただけたことに感謝していますし、一緒に戦うのが楽しみです」ホンダの将来にもつながる重要な挑戦太田格之進は近年、アキュラ陣営の一員としてIMSA GTPクラスにも継続参戦しており、今年のデイトナ24時間にもアキュラARX-06で出場した。6月のワトキンスグレン6時間が、現行プログラムで最後の参戦になる見込みだ。ホンダ/アキュラのIMSA GTP活動終了が決まる中、太田格之進は今回のル・マン挑戦を将来への布石と位置付けている。「この挑戦がホンダプログラムでの自分の将来につながってくれればと思っています」「今年限りでIMSA GTPプログラムが終了してしまうのは残念ですが、近いうちに戻ってきてくれることを願っています」「もし復帰するなら、自分がドライバー候補の一人になれる可能性もあります。それも今回どうしても挑戦したかった理由のひとつです」ル・マン優先で富士24時間は欠場へ一方で今回のル・マン参戦により、太田格之進はクラフト・バンブー・レーシングから参戦予定だった富士24時間レースを欠場することになる。ル・マンのテストデーと日程が重複するためだ。「6月初旬からフランスに滞在するため、富士24時間には出場できません」「理解を示してくれたクラフト・バンブー・レーシングには感謝しています」日本トップカテゴリーで磨かれた実力が世界耐久の舞台へスーパーGTとスーパーフォーミュラの第一線で活躍してきた太田格之進にとって、今回のル・マン参戦はキャリアの大きな転機となる。近年はIMSAや耐久レースで海外経験も積み重ねており、LMP2クラスでどこまで存在感を示せるかに注目が集まる。Seven x Seven Racingとの異色タッグによって実現した今回の挑戦は、日本モータースポーツ界にとっても大きな話題となりそうだ。
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