マクラーレンF1のランド・ノリスは、MCL35MのフロアとメルセデスのF1エンジンについて騒ぎ立てられていることに驚いていると語る。今年、マクラーレンF1は、5年間で3社目となるエンジンサプライヤーを迎えた。ホンダのF1エンジンの“災害”の後、彼らはルノーのF1エンジンに切り替えていたが、2021年から過去に成功を収めているメルセデスのカスタマーF1エンジンを搭載することを決断した。
F1プレシーズンテストで2021年F1マシンを初めて本格的に走らせたランド・ノリスは、メルセデスのF1エンジンついて“いい感じ”だが、そこまで騒ぎ立ているほどのことではないと語る。しかし、メルセデスF1エンジン勢がラップタイム的にタイムシートに上位に顔を出さなかったことは、2021年の開幕戦にむけて多くの疑問を残したままとなっている。今のところ、ランド・ノリスは、マクラーレンのF1マシンに搭載されたメルセデスのF1エンジンの影響を軽視している。「多くの人々がたくさんの違いを期待しているけど、それほど多くはない」とランド・ノリスは Sky Sports F1 に語った。「メルセデスのF1エンジンをマシンの後ろに搭載するためだけにたくさんのトークンを使わなければならなかったので、理想的ではない」また、バーレーンのパドックを話題となったMC35Mのフロアについて「スタッフたちは他の場所で改善を実現するために懸命に仕事をしてきた」とコメント。「みんながフロアについて話をしているけど、僕はそれがそんなに特別なものだとは知らなかった。誰もが、それがどのようなもので、どれほど特別で、他のチームにとってどれほど革新的で異なっているかについて話していた」「シーズンを通じて、僕たちはそれを推進し、変更し、改善することを試み続ける。でも、同時に、昨年とかなり似ている。それは良いことだ」「それは僕たちが少しでも競争力を高めることを望んでいるその小さな一歩だけど、他のみんなも一歩前進したと確信している」マクラーレンはランド・ノリスのチームメイトとして31歳のダニエル・リカルドを迎え入れた。若さと経験のブレンドは強力なペアになる可能性がある。いずれにしろ、昨年の状態が引き継がれれば、オレンジ色のマクラーレンのF1マシンがミッドフィールドを抜け出す可能性は高い。