マクラーレンのランド・ノリスは、2020年F1マシン『MCL35』でシート合わせを完了させて冬休みに入った。2017年にヨーロッパF3タイトルを獲得し、2018年にFIA-F2をランキング2位で終えたランド・ノリス(19歳)は、今年、マクラーレンでF1デビュー。F1史上4番目に若いドライバーとなった。ランド・ノリスは、21戦のうち11戦で入賞を果たし、14回予選Q3に進出。ドライバーズ選手権を11位で終えた。
「シーズンに入り、自分のやり方にあまり自信が持てなかったので、自分が間違っていたことを証明し、良い仕事をして、ドライバーとして自信をつけて向上できたことを嬉しく思っている。それについてとても満足している」とランド・ノリスは語る。マクラーレンは12月11日(水)にランド・ノリスが2020年F1マシン『MCL35』でシート合わせを完了したことをTwitterで報告。前日にはチームメイトのカルロス・サインツがMCL35でシート合わせを完了させている。マクラーレンは2020年に3強チームとのギャップを縮めるためにデザイン哲学にテコ入れを行うことを明らかにしている。「急進的とは言わないが、もちろん、同じレギュレーションのもとで上位勢のマシンとのギャップがあるので、大きく、それなりのステップを果たしたいと思っている。つまり、マシンのいくつかのものを変更することになる」とマクラーレンのF1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルはコメント。「ライバルとの差を再び広げられたことを嬉しく思っているし、過去3~4レースでその傾向が見られたと思う。我々は明らかに4番目に最強のマシンだ」また、マクラーレンはブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)とのスポンサー契約を強化し、カラーリングは“インパクトの強い”ものになるとしている。ザク・ブラウンは、MCL35のカラーリングについて「2月にレースカーを発表するまでカーデザインを明らかにすることはないが、かなり特別なものになる」「BATがレースカーで使用するさまざまなカテゴリーでレースカーでの見た目を気にいると思う。そのデビューを台無しにしたくはない。だが、かなりインパクトの強いものになるし、レーストラックで非常に目立つだろう」「BATは我々の最大のパートナーだが、我々はずっとパパイヤ(オレンジ)の中核を維持していく。マクラーレンの歴史と我々たちのカラーパレットを祝うようなものだ」