ランド・ノリスは、2019年にフェルナンド・アロンソとチームメイトとして対戦したかったが、カルロス・サインツと組むことはマクラーレンの再建にとって良い動きだと考えている。今年からルノーのF1パワーユニットを搭載しているマクラーレンだが、期待していたパフォーマンスを発揮することができず、コンストラクターズ選手権6位に位置している。チームは2013年以降、コンストラクターズ選手権を5位以上で終えることができていない。
技術的な人員の再編を行っているマクラーレンは、今シーズン限りでフェルナンド・アロンソがF1を離れることが決定しており、2019年にカルロス・サインツとランド・ノリスというまったく新しいドライバーラインナップを採用。ストフェル・バンドーンに代わってマクラーレンでF1デビューを果たすことになったランド・ノリスは、2人の若手ドライバーからマクラーレンは恩恵を受けることになるだろうと感じている。「フェルナンドとパートナーを組みたかった。モンツァで3周走れたけど、フェルナンドに憧れてるし、マクラーレンを通してデイトナで一緒に仕事をするのはとても楽しかった」とランド・ノリスはコメント。「マクラーレンの今後のためにはカルロスと一緒にチームの改善を助けていけると思うし、お互いにプッシュしていくことができると思う」「来年もフェルナンドがここにいたら、間違いなく彼はチームの改善の助けになったと思うけど、良いチームは何年にもわたって新しいスタートを切っている。特にマクラーレンが今どの位置にいるかを考えればね」「カルロスと走るのは良いことでも悪いことでもないと思う。彼とは話をしたことがないし、会ったこともないので、彼と仕事をするのを楽しみにしている」「フェルナンドと一緒に走る機会が本当に大好きだったので残念だ。F1なのか耐久レースなのかはわからないけど、将来また一緒に走れることを願っている。マクラーレンと僕自身にとってはそれが最高のことだと思う」今年初めのデイトナとモンツァのフリー走行でフェルナンド・アロンソよりも自分は速かったかと思うかと質問されたランド・ノリスは“ノーコメント!”と答えている。「全てのドライバーが他よりも速く走りたいはずだ。だが、比較するのは難しいと思う。シーズン全体を彼と一緒に過ごせば、均等な比較ができると思うが、最大のチャンスはデイトナで彼とレースをした時だけだったと思う」「彼の方が僕よりも5~6キロ体重が重かったけど、ラップタイムはかなりイーブンだったと思う。クルマは僕の体重のためにバラストが積まれていたし、彼はそうではなかった。僕にとってそれは良いことではない」「でも、それを知る必要はないと思っている。僕にできることはモンツァとデイトナで彼に対してどれくらいやれたかを心のなかで考えるだけだ。自分が速いのか遅いのかをわかっていたとしても自分では言えない。数年後に僕の方が彼よりも速くなれるかもしれないけど、現時点で言うのは難しい」