ランス・ストロールは中国GPの土曜日、アストンマーティンの現状をこれ以上ないほど簡潔な言葉で表現した。上海で記者団の問いかけを受けたストロールは、開幕戦メルボルンから何かが変わったか、改善はあったか、ペースはどうかという3つの質問に対し、いずれも「ノー」とだけ答えた。チームメイトのフェルナンド・アロンソも、やや詳しく現状を語ったものの、見通しは厳しいままだと認めている。
ストロール「良い点はほとんどない」ランス・ストロールは、アストンマーティンの苦境について短い言葉で答え続けた。「メルボルンと比べて何か変わったか?」「ノー」「改善はあったか?」「ノー」「ペースは?」「ノー」さらに記者のひとりが、何か少しでも前向きな材料はあるのかと問いかけると、ストロールはわずかに言葉を足した。「ほとんどない。ないに等しい」アロンソ「パフォーマンス改善には数か月かかる」一方のフェルナンド・アロンソは、ストロールよりは詳しく現状を説明したが、その内容はやはり厳しいものだった。「信頼性は遅かれ早かれ改善するはずだ」「でもパフォーマンスにはもっと時間がかかる。数レースではなく、数か月だ」アロンソは、現状をグラスにたとえてこう語った。「どれだけ見方を変えても、グラスはかなり空っぽだ」「一歩前進するたびに一滴ずつ加わっていくようなものだし、数レース後に半分まで満たされているように見えるかどうかだ」さらにアロンソは、決勝で差が広がる理由についても説明した。「予選ではラップの約25%で内燃エンジンを使っているけど、決勝ではバッテリーを1周で放出しきれないから、約50%で使うことになる」とアロンソは語った。「だから決勝ではギャップが少し広がる」それでもアロンソは、スプリントを2台そろって走り切れたことには小さな前進を見いだしていた。「問題なくロングランをこなせたのは今回が初めてだった」「2台とも最後まで走れたのは良かった」日曜日の決勝に向けて掲げた目標も控えめだった。「決勝では、とにかくチェッカーを受けることを考えて臨む」「すごく速いわけではないけど、少なくともそこは達成したい」サインツJr.もフラストレーションを抑制ウィリアムズのカルロス・サインツJr.もまた、現状にいら立ちを感じているひとりだという。チームにはマイアミまでアップデートが予定されておらず、その間は我慢が必要な状況だ。サインツJr.は、そのフラストレーションを意識的に抑え込もうとしていると明かした。「少なくともシーズン最初の4分の1については、そのフラストレーションを抑えようとしている」とサインツJr.は語った。「そうしないと、この1年がとても長く感じられてしまうからだ」
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