ランス・ストロールは、ウィリアムズの今季のプレシーズンテストに大きな影響を与えた事故にも平然としている。今年ウィリアムズでF1デビューを果たすランス・ストロール(18歳)は、火曜日と水曜日に一台しかないFW40にダメージを与え、その結果、ウィリアムズは最終日のテストを断念することになった。
だが、水曜日に98周を走行したランス・ストロールはクラッシュは“小さな事故”であり、“楽しい一日だった”と語る。「全員がかなりポジティブだし、楽しい一日だった」とランス・ストロールはコメント。「最後に起こったことは残念だけど、小さな問題だし、このようなことは時々起るものだ。とにかく、そこから前進することだ」「そういうものだし、とにかく残りのテストを最大限に生かすだけだ」ランス・ストロールは“自分は事故の被害者のようなもの”であり、“クルマはコントロールできる状態ではなかった”と弁解。ウィリアムズのパフォーマンスエンジニアリング責任者を務めるロブ・スメドレーも、タイヤの挙動が事故に関連していたかもしれないとかばっている。「彼にはメカニックに迷惑をかけたなど思ってもらいたくない。我々は強く非難されてしまう世界に住んでいる」とロブ・スメドレーは擁護。「誰も君のせいだなど言わないし、思ってもいない。それは絶対にない。何に対しても批判するつもりはない。一番の焦点はどのようにして発生したのか、再発を防止するにはどうすればいいのか、今後走行を続けるのはどうすべきかを考えることだ」ランス・ストロールは、2つ事故がF1ドライバーとしてデビューすることへの自信に影響を与えることはないと語る。「僕はここにたどり着くためにやるべきことをやってきた」とランス・ストロールはコメント。「ここにたどり着くために必要なチャンピオンシップに勝ったし、ここにいるために必要なスーパーライセンスポイントを獲得して、スーパーライセンスを取得した。やることをやってここにいる。準備はできているよ」これまでウィリアムズは、フェリペ・マッサが初日に103周を走行。その後の2日間でランス・ストロールが110周し、合計で213周を走行している。