ロバート・クビサが、2013年にシトロエンからWRC(世界ラリー選手権)のWRC2カテゴリーに参戦することが発表された。怪我から回復途中にあるロバート・クビサは、昨年末にシトロエン C4 WRCでの2戦を含めたラリーでレース復帰を果たしていた。ロバート・クビサは今年、シトロエン DS3 RRC(Regional Rally Car)でWRCの7ラウンドに参戦する。
4月11日〜14日のポルトガル・ラウンドでWRC2プログラムを始める前に、3月21日〜23日に開催されるヨーロッパ世界選手権のラリー・カナリア諸島でロバート・クビサはシーズンを開始する。「このプログラムに決定するまでいろいろなオプションを評価した」とロバート・クビサはコメント。「シトロエンと連絡を保っていたし、両者が一緒に働き続けることを望んだ」「トップレベルのレースに復帰ていることを本当に嬉しく思っている。ラリー・カナリア諸島への参加は僕にとってはとても興味深いチャレンジになるだろう」「スタートするのが待ち切れないけど、自分自身に特定の目標は課してはいない。まだ学ぶことがたくさんあるし、改善していくためにはステージで走行距離を重ねる必要がある」シトロエン・レーシングのチーム代表イーブ・マトンは、DS3 RRCがロバート・クビサのラリーキャリアに理想的な出発点を提供すると考えている。「2013年にロバートが我々のドライバーの一員になることを特に嬉しく思っている」とイーブ・マトンはコメント。「彼のパートナーのサポートのおかげもあり、我々はWRCカーと類似したハンドリングを提供するマシンで改善できるようなプログラムを一緒にまとめている」「ロバートの決意は、我々全員にとって手本となるものであり、シトロエン・レーシングのイメージが、このような断固たるポジティブな個人を連想させることを誇りに思う」ロバート・クビサのマシンには、右手がまだ不自由なクビサのために、従来のRRCのギアボックスのギア変速スピードと釣り合うようにシフトが遅くなるように特別に設計されたパドルシフトがステアリングの左側に装着される。シトロエンは、ロバート・クビサが年内により多くのヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)に参戦する可能性があると付け加えた。シリーズは、9月13日〜15日にロバート・クビサの故郷ポーランドで開催される。
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