ウィリアムズのロバートクビカは、2019年のF1世界選手権の開幕戦オーストラリアGPに向けて“20%”しか準備はできてないと語る。2011年のプレシーズンに参戦したラリーで重傷を負ったロバート・クビカは、ウィリアムズから8年ぶりにF1にカムバック。2週間以内に迫ったオーストラリアGPでF1レース復帰を果たす。
しかし、ウィリアムズの準備はFW42の完成が遅れたことによって妥協を強いられており、F1プレシーズンテストではラップタイムと走行距離の両方を最下位で終えた。ロバート。クビカはバルセロナテストでの3日間の走行で、2019年のF1グリッドで他のどのドライバーよりも少ない268周しか走れなかった。「それが現状だ。それを変えることはできない」とロバート・クビカはコメント。「僕の側ではやれる限りすべてのことをやっておく必要がある。8年後のカムバックだけど、おそらくオーストラリアに行く前に知っておくべきことの20%くらいしか把握していない。残りは不明だ。僕は15周以上のロングランを走っていない」「疑問符がたくさんある。でも、それが現実だし、変えることはできない」ロバート・クビサは、F1バルセロナテスト最終日にスペアパーツが不足したことでプログラムを終了しなければならなかったことに特に不満を募らせている。2日目には力強いスティントを走り、“ウィリアムズのクルマでの最高の走りのうちのひとつ”と述べていたことから失望はなおさらだ。「クルマの感触がいいと感じた最後のリアルな走行は水曜日の午後の最初の走行だった。そのときのクルマの状況には驚いたし、嬉しいサプライズだった」「本当に多くの自信を築くことができた。でも、それ以来、僕の自信は消えまている。クルマは正しい状態ではなかった」F1オーストラリアGPのための現実的な目標を挙げるように頼まれたロバート・クビサは「まず第一にクルマを一つのピースにとどまるようにしなければならない」「それが現実だ。僕のテストは水曜日の午後の最初の走行で終わってしまったからね」「残りにドライブした感覚は忘れなければならない」チームメイトのジョージ・ラッセルは、ウィリアムズFW42がバルセロナでのコースデビューを果たして以来“大きなステップ”を果たしたと語っているが、ロバート・クビアはそのゲインに確信を持てていないと語る。「いくつかポジティブなことはあったけど、ただガレージで待機して、本来の構成ではないクルマを走らせているときに前進したとは言うのは難しい」
全文を読む