ロバート・クビサの父親は、2019年に息子がF1復帰を実現したのは“奇跡”だと語った。2010年のラリー事故で右腕に切断寸前の重傷を負ったロバート・クビサだったが、そこからリハビリを続けて2017年にはF1マシンのコックピットに戻り、今年はウィリアムズのリザーブドライバーに主任。2019年にウィリアムズのレースドライバーとしてF1グリッドに戻ってくることが決定している。
ロバート・クビサの父親アルトゥール・クビサは「奇跡というものがあるとすれば、確かに、これは奇跡だ」とポーランドのテレビ TVN24 にコメント。2011年にロバート・クビサの手術を担当したマリオ・イゴール・ロッセーロ博士もその意見に同意する。「我々は彼の命を救うために戦わなければならなかった。彼が手を救うことができたのは追加の報酬だった」アルトゥール・クビサは「彼にとっては悪い闘いだった」と続ける。「6ヵ月後に彼の足が治った後、再び骨折したときのことを覚えている。そのようなことが起これば、精神的に参ってしまうものだ」ロバート・クビサ自身も、F1復帰という希望をほぼ失いかけていたと認めている。「僕がどれくらい多くの手術を受けたかを正確に知っている人は誰もいない」とロバート・クビサはコメント。「間違いなくF1のレース数より多いし、その多くは成功しなかった。その度に6ヶ月前の状態に後戻りしていた」アルトゥール・クビサは、そういった困難を乗り越えてF1復帰を果たす息子を誇りに思うと付け加えた。「私は、彼が今いる場所を嬉しく思っている。彼の父親であることを誇りに思う」
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