ロバート・クビサは、2019年にF1シートを獲得できなかった場合は他のカテゴリーへ転向することになるだろうと語る。ロバート・クビサは、2011年のプレシーズンに参戦したラリーで重傷を負ったことで、2010年の最終戦以降はF1でレースをしていない。
今シーズン、ロバート・クビサは、ウィリアムズのリザーブドライバーを務めており、ランス・ストロールが父親が買収したフォースインディアに移籍した場合には、その後任としてF1レース復帰を果たす可能性がある。ロバート・クビサは、2019年にF1でレギュラードライバーの座を獲得できなければ、おそらくF1復帰を追求する道を終えることになるだろうと述べた。「チャンスを得るために多くの時間と労力を費やしてきたし、オーストラリアのスターティンググリッドに並ぶことがプライオリティだ」とロバート・クビサは Autosport にコメント。「でも、それが実現しなければ、他のチャンピオンシップや異なる役割を検討するだろう。さっきも言ったけど、今はチャンスを得ることに集中しているけどね」ロバート・クビサは、自分が再びF1でレースをする能力については疑問は持っていないが、リズムを取り戻すには時間がかかると繰り返し述べている。また、ルノーとウィリアムズで走行を重ねたことで、右腕に残る後遺症による制約という点での競争力に関する疑問は排除できたと考えている。「しばらく走っていなかったり、望んだように走れていなかった場合、3か月ごとにリズムを取り戻して、出来る限り自然なフィーリングを取り戻すためには様々な段階を経なければならないのは普通のことだ」とロバート・クビサは語る。「最高のテニスプレイヤーでさえ、怪我でもなんでもなく6年間辞めていれば、定期的にブレイしているすべての人より苦労するだろう」「今シーズン、自分がレースをしていて、もっとクルマの乗る時間があったら、自分自身にそれ以上の疑問はない」今シーズン、ロバート・クビサはウィリアムズのリザーブドライバーの役割と並行して、FIA世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスに参戦することを検討していたが、あまりに多くのことを進めたくはないとしてWECの方は断念していた。だが、2019年にF1シートを獲得することができなければ、WECは魅力的だとロバート・クビサは語る。「完全に異なるレースだし、完全に異なるカテゴリーだ。良いチャレンジかもしれない」とロバート・クビサはコメント。「ラリーも問題ないと思っている。そうだね、ラリーはレースとは異なるし、耐久レースの方がF1とより似ていると言えるだろう。それでも、異なるカテゴリーだ」「新しいチャレンジは素晴らしいと思う。そこに行って、どのようなパフォーマンスを発揮できるかという追加の後押しになる」