ロバート・クビサは、ウィリアムズの開発ドライバーという役割がF1復帰にむけて異なる視点からF1を学び、理解する機会を与えてくれていると語る。2006年から2010年までF1を戦っていたロバート・クビサだが、ラリーでのクラッシュで深刻な怪我を負ったことでF1から遠ざかることになった。
しかし、昨年にルノーとのプライベートテストで6年ぶりにF1マシンをテストすると、フルタイムのF1ドライバーを目指してルノーとウィリアムズのテストに参加して最新マシンで走行。最終的にはウィリアムズがセルゲイ・シロトキンの起用を決めたことで今シーズンのF1復帰は果たせなかったが、開発ドライバーという役割を引き受け、プレシーズンテストではウィリアムズの2018年F1マシン『FW41』をテスト。今シーズンは金曜フリー走行での走行も予定されている。「僕としては良い気分だ。12ヵ月前の自分の立場を考えれば、かなり多くのことが変化している」とロバート・クビサはコメント。「レースドライバーのときは、レースドライバーモードで物事を見る。エンジニア、技術者、メカニックなど、チームにはあらゆる人たちが働いているけど、レースドライバーのときは僕がこの状況で得ている機会ほど深いものは得られなかった」「僕はこの役割を良い機会だと思っているし、楽しんでいる。十分に楽しい部分があるし、興味深いものになると考えている」ロバート・クビサは、現在の役割のおかげでF1レースシート復帰のために“より準備を整える”ことができると語り、シーズンを通したFW41の発展を見ていくのを楽しみにしていると語る。「クルマの弱点を見つけて、提案して、クルマを改善するためのアイデアを出している。なので、純粋なスピードやペースについてだけではない。レギュレーションでかなり制限されているけど、新しいことやクルマを学ぶには良い機会だ」「それでも僕にはドライブするチャンスがある。クルマを開発しつつ、走らせる機会がある。発展率や僕たちが進めている方向性を理解することができるのは重要なことだ」