ロバート・クビサは、2日(水)のF1ハンガリーテストにむけて、FIAの義務的なコックピット脱出テストに合格した。F1競技規約の第13.1.4項では、ドライバーは、ヘルメットなどレース装備をフルに装着した状態で5秒以内にコックピットから脱出し、10秒以内にステアリングホイールを交換できなければならないと定められている。
2011年のラリーでのクラッシュの負傷で右腕の動きに制約があるロバート・クビサは、脱出テストを通過できるかが懸念だった。しかし、FIAは月曜日にロバート・クビサがスムーズにテストに合格したことを発表した。ロバート・クビサは2日(水)にルノーの2017年F1マシンを走らせることになっており、2018年のF1復帰の可能性が評価される。ロバート・クビサは、すでにバレンシアとポールリカールで2度のプライベートテストを実施しており、2012年マシンで印象的な走りを披露している。事故以来、ロバート・クビサはグランプリを訪れておらず、F1パドックに戻るときはF1ドライバーとしてだけと述べていた。ロバート・クビサは、火曜日のF1ハンガリーテスト初日にルノーのピットウォールに姿を見せ、テストドライバーのニコラス・ラティフィの走りを見守っている。ルノーF1のスポーティングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、ロバート・クビサの2012年F1マシンでのテスト後、2010年にクビサと仕事をしたチームスタッフはずっとクビサがグリッドに復帰できるかどうかを証明するチャンスを与えたがっていたと述べた。「ボル・ベル、ニック・チェスター、アラン・マーメインによって構成されるエンストンのグリープは、全員がドライバーとしてのロバートを知っており、ロバートが完全にレーダー外だったときも含めて、何年も彼と仕事をしてきた。彼らは彼と連絡を取り続けていた」「彼がこの種の環境で再び運転できるかというのは彼らがずっと夢として話し合っていたことだ」