ケビン・マグヌッセンが、今週末のF1バーレーンでマクラーレン・ホンダでレースデビューすることになったストフェル・バンドーンについて、速さならジェンソン・バトンに負けないだろうとエールを送った。現役のGP2チャンピオンでマクラーレン・ホンダのリザーブドライバーを務めるストフェル・バンドーンは、31日(木)にメディカルチェックで不合格となったフェルナンド・アロンソの代役として急遽F1デビューを果たすことになった。
ケビン・マグヌッセンは、2015年に契約を終了するまでストフェル・バンドーンと同じマクラーレンの育成ドライバーだった。今季は土壇場でルノーのF1シートを獲得している。 ストフェル・バンドーンが、2009年のチャンピオンであるジェンソン・バトンと同じレベルのパフォーマンスを見せると考えるのは期待しすぎかと質問されたケビン・マグヌッセンは「そんなことはない。彼ならできると思う。見てみようよ」とコメント。ケビン・マグヌッセンは、2013年にフォーミュラ・ルノー3.5でストフェル・バンドーンを倒したことがある。「僕たちは2013年にワールドシリーズ・バイ・ルノーで戦ったことがある。実際に彼について知っているのはそこだけだ。彼はここにふさわしいドライバーだと思うし、チャンスを掴んだことを嬉しく思っている」「でも、フラストレーションが溜まるかもね。1レース後か2レース後かはわからないけど、クルマを返さなければならないことが決まっているんだからね。少しやりにくいものだ。前を向けない」「考えていいのは今のベストを尽くすことだけだ。F1でチャンスを得るのは誰にとっても大きな機会だ。本当に大きなチャンスだ。多くの人に与えられるものではないので、楽しめるといいね」 ケビン・マグヌッセンも、昨年のオーストラリアGPで急遽フェルナンド・アロンソの代役を務めた経験を持っている。2016年は無線の内容が規制されているため、それがストフェル・バンドーンの準備に影響するかもしれないケビン・マグヌッセンと語る。 「彼はF1に来るだけの力を持っている。絶対にいいレースをすると思う。僕の時(2015年のオーストラリア)は少し違った。バルセロナで20周走っただけで、作業したことも関わったこともほとんどないクルマにメルボルンで乗り込まなければならなかった。でも、彼の場合はもっとスムーズだ」 「無線の禁止によって覚えなければならないことが増えて、記憶力が試されるかもしれない。でも、レースでクルマを速くドライブすることに関しては何の問題もないはずだ」関連:ストフェル・バンドーン、フェルナンド・アロンソの代役でF1デビュー