来季のシートがまだ決定していない小林可夢偉だが、残りのレースに集中するだけだとの考えを述べた。チームメイトのセルジオ・ペレスは、2013年にルイス・ハミルトンの後任としてマクラーレンに移籍することが決まったが、小林可夢偉の将来はまだ未定となっている。
F1ベルギーGPでフロントローを獲得した小林可夢偉だが、レースではF1ドイツGPの4位が最高位。今季3度の表彰台を獲得しているセルジオ・ペレスの活躍の陰に隠れてしまっている。「(2013年に走っているかは)わかりません。まだ6レース残っていますし、鈴鹿は僕にとってかなり重要です。集中したいですし、そのあと考えます」と小林可夢偉はコメント。「2人のドライバー(ハミルトンとペレス)がまず(ドライバー市場で)動いたので、残りの時間はかなりエキサイティングになるでしょう」母国GPでは多くの日本人ファンが小林可夢偉に声援を送る。気が散ることはないかと質問された小林可夢偉は「励みになることの方が多いですね。鈴鹿に戻ってくることは素晴らしいことですし、本当に素晴らしいサーキットです。僕のお気に入りでもあります」とコメント。「それに僕たちのクルマはここで競争力があると思います。シンガポールは僕たちにとってちょっと難しいサーキットでしたが、鈴鹿に戻ってきて、僕たちのベストなトラックですし、素晴らしいと思います。実際、レースでの多くのファンや日本人から大きなパワーをもらえます」