小林可夢偉は、昨年の予選パフォーマンスを損ねたタイヤのウォームアップ問題を解決するためにまだやらなければならない仕事があると考えている。小林可夢偉は、開幕戦F1オーストラリアGPで、予選Q2でフロントタイヤの温度に苦しみ、トップ10のペースのポテンシャル示していたにも関わらず、Q3進出を逃した。
セパン特有の高い路面温度はその問題を軽減する助けになるが、特ににミッドフィールドが非常に接近していることもあり、小林可夢偉はチームにウォームアップ特性の改善を求めた。「まだ僕たちは予選を改善する必要があります」と小林可夢偉はコメント。「僕たちはまだタイヤのウォームアップに苦戦しています。フロントタイヤに熱を入れることができませんでした」「トップチームとのギャップも去年よりもずっと縮まっているのは良いサインです。でも、予選とレースで100%であることが重要です。少しでも取りこぼせば、後方にいることになるでしょう」だが、予選でのトラブルに関わらず、小林可夢偉はザウバーC31のパフォーマンスに感銘を受けており、オーストラリアでは6位でフィニッシュしている。キミ・ライコネンやニコ・ロズベルグなどとバトルを繰り広げた小林可夢偉だが、1周目にリアウイングにダメージを負っていたのでマシンにはもっとポテンシャルがあると考えている。「ウイングにダメージを負っていましたが、僕たちには良いパフォーマンスがあることを確認できています」「常に誰かのスリップストリームのなかにいたのでパフォーマンスのロスがどれくらいあったかを言うのは難しいですが、小さくはなかったと思います」「マシンの全てが優れていますし、とても自信があります。予選の目標はQ3ですし、パフォーマンスを確認するためにも序盤にパフォーマンスを避けることが重要です。残念ながらオーストラリアでは完全なパフォーマンスを示すことができませんでした」