小林可夢偉が、9位入賞を果たした最終戦F1ブラジルGPの週末を振り返った。インテルラゴスは、小林可夢偉が2009年にトヨタでF1デビューを果たした思い出のサーキット。昨年もザウバーでポイントを獲得してる。「ブラジルでは過去2回ともトップ10フィニッシュをしていますが、相性がいいというよりは、アクシデントだったりに助けられていたりもするんです。3回目の今年は一番きつい気がしていました」
「だから、そこを自分の経験でうまくカバーして、なんとかシングルフィニッシュを狙っていました。一番大事なことは自分たちのベストを尽くすこと。金土日、すべてタイミング、すべてのコーナーで後悔しないような1週間にしたいと思っていたんです」今年のブラジルGPは、雨が予報されていたが、小林可夢偉はドライ用のセッティングに焦点をあてた。「金曜日は、ここは晴れると路面温度がすごく高くなるので、レースがドライだったときに、タイヤを上手にいい温度で保たせられるセッティングを目指していました。予選の一発に向けてという感じではなかったです。正直、雨のことはあまり考えていなかったんです。天気はどうすることもできないし、練習もできませんから」今回のブラジルGPで、ピレリは新型のソフトコンパウンドを持ち込んだ。「今回のソフトタイヤはそんなに悪くはないんですけど、全体的にグリップが少ないし、タレるというよりはオーバーヒートしてタイヤのパフォーマンスが落ちるという兆候で、クールダウンしたらタイヤの芯が冷えちゃって、外の表面だけ温まってる状態になったりもするので、難しいタイヤでした」予選ではフェリペ・マッサに引っかかったこともあり、小林可夢偉は16番手で予選を終えた。「予選でもリヤはすぐに温まるけど、フロントが温まったときにはリヤが終わってしまうという状況は変わりませんでした。Q2の一発目は結構順調にいったんですが、2回目はコースインした時に前のフェラーリに引っかかって、フロントタイヤが温まらなくなって、アタックに入った1コーナーを曲がった瞬間にコンマ2、3秒損をしてたからもう無理だなってピットに戻りました。予選が始まってから曇りだして路面温度が下がったこともあったし、タイミングもついてなかったですね」今回、ザウバーはコンストラクターズ選手権でザウバーに1ポイント差で最終戦を迎えた。そのため、トロ・ロッソよりも前で確実にポイントフィニッシュすることが重要なレースとなった。「決勝はとにかく前にいるトロロッソの2台をいかに速く抜くかが勝負でした。スタートでまず1台を抜いて、次の2周目にもう1台の前に出られたのがよかったですね。そのあとはとにかくタイヤのことを考えながら走っていました。いままでのレース以上に今回のタイヤは厳しかったです」「第1スティントはリヤタイヤが変な感じになったので早めにタイヤを交換することにしました。この時の作業時間が長かったのは、僕がタイヤ交換を終えた時に後ろからトロロッソの1台も入って来たから、アンセーフ・リリースのペナルティを受けないようにチームが僕をリリースするのを慎重に待ったためです」「全体的なレースペースはよくて、気持ちよく走れました。できればフォースインディアの1台を捕らえたかったけど、今回はとにかくコンストラクターズ順位がかかっていたので、無理はしませんでした」結果的に小林可夢偉は9位でフィニッシュ。トロ・ロッソ勢がノーポイントに終わったこともあり、ザウバーはコンストラクターズ選手権7位の座を守った。「とにかくきちんとチームの仕事ができたのがよかったです。フリー走行から重めのロングランをしていたことも役立ちました」今年はチームリーダーという立場でチームを引っ張ってきた小林可夢偉。2012年もザウバーで戦う小林可夢偉は、再びセルジオ・ペレスとのコンビでさらに上を目指す。「今年は2年目でチームを牽引するということで、自分自身つらい立場になるのも分かっていました。シーズン初めはチームとしてもよかったけど、後半からルールが変わったりいろいろとつらかったですけど、全体的に僕らのポジションを上げて終えられたのでよかったと思います。2012年はもっと上を目指すために、この冬は多くの仕事をしなければなりませんが、1年を通していいシーズンにしたいと思います」
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