ジョリオン・パーマーが、シーズン中にルノーのF1シートを喪失する危機に瀕している。今年、ルノーで2年目となるジョリオン・パーマーだが、7戦を終えた時点でノーポイント。一方、今季から加入したチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは18ポイントを稼いでおり、おかでルノーはコンストラクターズ選手権7位という結果になっている。
ルノー・スポールF1チームのマネジングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、ジョリオン・パーマーははすぐにでも“結果を出す”必要があり、ニコ・ヒュルケンベルグにかかっている“不公平”なの負担を減らさなければならないとが警告した。 ジョリオン・パーマーのシートは危険な状態なかと質問されたシリル・アビテブールは「安全な者などF1には一人もいない。F1は大声で“自分は安全だ”と主張できるような環境ではない」と Autosport にコメント。「2つの問題がある。ジョー(パーマー)ともう一人のドライバーがいる。今、私が集中しているのはジョーだ。彼は結果を出さねばならない」「その後の展開について詳しく述べるつもりはないし、ましてや代わりは誰になるかなどに言及するつもりもない。それは現在の要点ではないからだ。ポイントを獲得できるマシンに乗っているのだから、ジョーには入賞する責任がある。以上だ」 ルノーは、ジョリオン・パーマーがノーポイントであることで、ニコ・ヒュルケンベルグに良い順位で完走しなければならないという極端なプレッシャーがかかっていると感じている。 「ニコにとって、不公平ともいえるほどの状況だ。彼は多くのことを一人でしなければならない」「チームは彼に頼り切っている。ニコがモナコのようにギアボックストラブルなど、自分ではどうすることもできない理由でいなくなってしまうと、他にもリタイアするマシンが多数いるレースでも我々はポイントを獲れなくなってしまうんだ」 このような状況にジョリオン・パーマーは「プレッシャーをかけたからといって良いパフォーマンスを発揮できるわけではない」とコメント。「噂を止めるための方法はコース上でいい走りをすることだ。自分にはそれができると思っている」「弁解はない。何も間違ったことはしていないと思っている。とにかく小さなことが差を生んでいる」「とにかく自分にできる良い走りをしなければならない。ガレージの反対側で起こっていることは問題ではない」ジョリオン・パーマーの後任には、ルノーの公式テストドライバーのセルゲイ・シロトキン、さらには今月6年ぶりにF1カーでの走行を行ったロバート・クビサの名前さえ挙げられている。