ジョリオン・パーマー父親であるジェソサン・パーマーが、F1イギリスGP存続の救世主となるかもしれないと報じられている。1950年に現在のF1選手権の開幕戦が開催されたことで知られる伝統サーキットのシルバーストンだが、近年は財政難に陥っており、今後もイギリスGPを開催し続けていけるかどうか不透明な状況となっている。
現在シルバーストン・サーキットのオーナーはBRDC(イギリス・レーシング・ドライバーズ・クラブ)だが、F1ビジネス記者として知られるクリスチャン・シルトは、大きな負債を抱えるBRDCはサーキット運営から「距離を置こうとしている」と伝えている。バーニー・エクレストンも、「あそこで何が起きているのかはわからない。誰かが介入して救う必要があるだろうね」と語っている。ジョナサン・パーマーは「我々がシルバーストンにオファーを申し出たいと考えているのは確かだ。自分たちにはサーキットを安定させるための素晴らしい契約をもたらし、将来に向けたビジョンを描く力があるという大きな自信を持っている」と Telegraph に述べた。1980年代にウィリアムズやザクスピード、ティレルなどで活躍した元F1ドライバーであるジョナサン・パーマーは、医師免許を持っていたことで「フライング・ドクター」との愛称で呼ばれていた。現在は実業家として活躍している。