ジョリオン・パーマーは、パストール・マルドナドと同じようにレースシートを失う可能性について心配はしていなかったと述べた。スポンサー料の支払いが遅れたパストール・マルドナドは、F1体制発表を前に契約を破棄され、ジョリオン・パーマーはケビン・マグヌッセンとルノーで組むことになった。
ジョリオン・パーマーもチームに資金を持ち込んでいる立場だが、昨年12月にルノーがロータス買収を終えた際、シートを失うかもしれないという懸念は抱かなかったという。「懸念はなかった」とジョリオン・パーマーは述べた。「僕がサインした相手はルノーでもあったからね。ロータスとルノーだった」「自分の立場はわかっていたし、ルノーがチームを買収するどうかが不確定なのも知っていた。正式に決まった時はとても興奮したし、彼らの意欲を確認した今は、その一員になれたことにとても感謝している」こうした経緯を経験し、ジョリオン・パーマーは、この世界では何よりもまず自分の利益を守らなければならないということを再認識したと述べた。「冷酷な人間にならなければならない。F1の世界では常に警戒していなければならない。みんなそうしている。そうしないと、あっという間にはじき出されてしまう」だが、パストール・マルドナドについては気の毒だとジョリオン・パーマーも感じており、その一方でケビン・マグヌッセンは手ごわいライバルになると感じている。「パストールは時折とても速い・・・不安定だけど、速さはあって、強力なライバルだ。根はいい人なのに、職を失っだ。そんなことは誰にも起こってほしくなかった。彼はこの冬ずっと不安だっただろうし、揚げ句に発表の数日前になってシートはないと知らされた。それはショックだろう」「ケビンも速い。最初のシーズンでいい成績を残している。個人的にチームメイトには負けたくない。でも、ゴールは変わっていない。僕はただできるだけ速く走り、できることをして、結果を待つだけだ」