三重県・鈴鹿サーキットで開催された2026年F1第3戦日本GPは、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が優勝を飾った。スタート直後に順位を落としながらも、レース中盤の展開を味方につけて逆転し、2戦連続勝利を達成した。決勝は序盤から波乱の展開となり、セーフティカーや戦略の分岐が結果を左右。マクラーレンやフェラーリも表彰台争いを展開する中、アントネッリがレースを掌握した。
出遅れからの巻き返しで主導権奪取フロントロウからスタートしたアントネッリとジョージ・ラッセル(メルセデス)だったが、スタートで出遅れ、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)に先行を許した。シャルル・ルクレール(フェラーリ)もポジションを上げ、アントネッリは一時6番手まで後退した。その後、ピアストリがレースをリードし、ラッセルがプレッシャーをかける展開となるが、タイヤ交換のタイミングが明暗を分ける。ラッセルはセーフティカー導入直前にピットインし、ポジションを失う形となった。セーフティカーが流れを変える22周目、オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)のクラッシュによりセーフティカーが導入された。このタイミングでアントネッリはステイアウトを選択し、スローペースの中でタイムロスを最小限に抑えることに成功する。これにより実質的にトップへ返り咲いたアントネッリは、リスタート後に後続との差を一気に拡大。ピアストリに対して約14秒の大差を築き、そのままチェッカーを受けた。各車の攻防とポイント争い2位にはピアストリ、3位には終盤の防戦を制したルクレールが入った。ラッセルは終盤にルクレールを攻略できず、今季初めて表彰台を逃す結果となった。中団ではランド・ノリス(マクラーレン)がルイス・ハミルトン(フェラーリ)との争いを制して5位を確保。さらにピエール・ガスリー(アルピーヌ)がマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)を抑えて7位でフィニッシュした。また、リアム・ローソン(レーシングブルズ)とエステバン・オコン(ハースF1チーム)が入賞圏内を締めくくり、第3戦のポイント獲得者が出揃った。