2010年F1日本グランプリの国歌独唱をテノール歌手の秋川雅史が務めることが決定した。秋川雅史は「千の風になって」でミリオンセラーを記録。その後も幅広い楽曲を歌い続け、その歌唱力を高く評価されている。秋川雅史は、これまでサッカーの国際試合をはじめとした数多くのスポーツ競技で国歌独唱をおこなっており、鈴鹿サーキットで行われるF1日本グランプリでも、レース前の独特の雰囲気をさらに高めてくれることだろう。
秋川雅史「当時、私がイタリア留学中、日本の友人や家族から離れ、言葉も不自由な中、孤独な毎日を過ごしていました。その時、同じくF1というスポーツで一人孤独に闘うアイルトン・セナに自分を重ねて、彼を応援する事で自分を奮い立たせていました。そのセナはいつも『F1は限界に挑戦するスポーツだ』と言って全身全霊でスピードを追い求めていました。そんな姿に憧れ、自分も歌い手として限界に挑戦するという事を信念に、歌を頑張ってきました。1994年サンマリノGPにセナを応援しに行った時、私の目の前で激突し、セナは帰らぬ人となりました。今でも私の永遠のヒーローはアイルトン・セナであり、限界に挑戦するべく歌を歌っています。今年、日本GPで国歌を歌わせて頂くという大役、全身全霊で日本の力強さを表現し、亡きセナに思いを届けたいと思います」
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