大阪観光局がF1を大阪に誘致する計画を発表したことは海外でも話題となっている。鈴鹿サーキットのF1日本GP開催権を脅かす可能性があり、それが良いことなのかどうかについてはファンの意見が分かれている。1987年に初めて世界選手権としてF1日本GPが開催されて以来、鈴鹿サーキットは2009年からF1カレンダーの中で最もよく知られた開催地のひとつであり、ドライバーたちにも人気がある。
しかし、大阪観光局が民間主導でF1グランプリの誘致に乗り出したことを受け、現在、大阪はF1アクションの一部を熱望している。鈴鹿の存続を望むファンもいれば、F1の進化を感じるファンもいる鈴鹿サーキットの現在の日本グランプリ開催契約は2024年末で終了するため、この大阪誘致による潜在的な脅威が差し迫っていることを意味しているが、鈴鹿の輝かしいF1の歴史は、ファンが一様に鈴鹿の残留を求めるほど十分なものではない。大阪観光局は、F1を開催する場合は公道を使うとし、今後、誘致体制を構築し、場所や時期の検討を進めたいとしていているが、また新たなストリートサーキットを設定することになることを考慮し、大阪の計画に反対するファンの一部が現れる一方で、鈴鹿サーキットはもはや現代のF1マシンでエキサイティングなアクションを起こすのに適していないため、カレンダーから外れても構わないと考えるファンもいる。「興味深いが、100%民間資本というのはあまりいい話ではない!鈴鹿に残るべきだ!」と日本GPの鈴鹿サーキット開催継続を支持するファンは投稿した。「鈴鹿はレース史上最も偉大なトラックのひとつであり、ドライバーのお気に入りだ」とファン仲間は追撃。「日本は大好きだけど、ストリートサーキットはもうこりごりだ。鈴鹿は素晴らしいコースだ」と別のファンが投稿した。あるファンは「鈴鹿には決して及ばない」と主張した。F1は近年、ストリートサーキットの使用を増やしており、ジェッダ・コーニッシュ・サーキット、マイアミ・インターナショナル・オートドローム、ラスベガス・ストリップ・サーキットなどがその例だ。そして一部のファンは、大阪が次のストリートトラックとして加わることを望んでいない。「またストリートトラック?なんて画期的で斬新なアイデアなんだ!ファンはきっと飽きないよ」と皮肉たっぷりに投稿するファンもいる。「もうストリートサーキットはいらない。やめてくれ!」と別のファンが投稿した。「ストリートレースはもういらない、冗談だろ」、「ストリートサーキットはもういらない、特に鈴鹿の代わりにはならない」と他のファンもそれに続く。しかし、鈴鹿のレーストラックとしての歴史とクオリティを否定はしないものの、現代の大型化し、DRSに依存したマシンではもはや良いF1レースを生み出すことができないと感じる者もこの会話に加わっている。「鈴鹿は長年にわたって素晴らしいレースを生み出していない」とファンは主張した。「スパと同じだ。歴史があっても、レースがひどければ何の意味もない」「鈴鹿には素晴らしい歴史と思い出がある。でも、最近は本当に素晴らしいレースを生み出しているだろうか? 現在のマシンは違うのか」とあるファンは同じ思考プロセスを投稿した。もちろん、大阪でグランプリが開催されるからといって、日本がF1の出口に向かうとは限らない。だが、アルファンは「鈴鹿がなくなるのは残念だが、大阪での追加レースには賛成だ」と日本でのレース開催を望む声もある。F1の最近の人気の急上昇は、シリーズがこれまでに経験したことのないレベルを超えており、カレンダー上のスポットをめぐる熾烈な競争を引き起こしている。2024年のF1では24ラウンドが計画されており、F1 CEOのステファノ・ドメニカリはカレンダーが限界に達していると見ており、日本が2枠を獲得できる確率は高くないだろう。
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