2021年 F1世界選手権 第14戦 F1イタリアGPの決勝で11位~DNSだったドライバーのコメント。F1イタリアGPでは15台が完走。角田裕毅はブレーキ問題でスタートできず、ピエール・ガスリーはシステムトラブルでリタイア。マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンは接触によって両者リタイアとなり、ニキータ・マゼピンはPUトラブルでリタイアした。
11位:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)「非常にタフだったけど、ポジティブなレースだった。P11でフィニッシュするのは決してうれしいことではないけど、今回は通常僕が弱いトラックの1つなので、パフォーマンスには満足している。セーフティカーのタイミングが不運だった。その後、ジョージに抜かれてしまったし、エステバンの方ががフレッシュなタイヤでより速いマシンだった。僕たちががポイント圏内を走っているセーフティカーがなかったら、そこに留まっていたと思う。それまではかなり快適だったからね。今日はポイントに挑戦できるとは思っていなかったので、全体的にチームにとっては良い結果だ」12位:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)「今日は僕たちの日ではなかった。僕のレースは1周目で終わった。良いスタートを切り、最初のシケインで交通渋滞をを回避することができたけど、ターン6で大きく押し出され、多くのポジションを失った。その前のターン4と5で多くのドライバーがシケインをカットしたことでさらに悪化した。その後、マシンも破損したため、あまりリカバリーすることはできなかった。その後、セーフティカーの直前にピットインしたのも運が悪かった。前方のマシンを近づけるできるかもしれないという希望を僕たちに与えてくれたけど、それを補うにはあまりにも多くのギャップがあった。エステバン(オコン)とミック(シューマッハ)との接触も助けにはならなかった。終盤にロバート(クビサ)との良いバトルを楽しんだし、今日はできる限りのことをした。また、今日のレースで優勝したダニエル(リカルド)にもお祝いの言葉を述べたいと思う」13位:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)「1周目のインシデントでこのような力強い週末が妥協を強いられてしまったのは残念です。2番目のシケインで少し膨らんで、縁石で跳ねて、マシンをコントロールできなかった。 何が起こったのかを完全に理解するには、写真を見る必要がある。その後は難しいレースだった。フロアにダメージがあり、後方からはとても大変だった。特に自分たちのペースを分かっていた、周りのマシンがどこで終わったかを見るとイライラする。モンツァでのホームレースがもっと良い結果になることを願っていた」14位:ロバート・クビサ(アルファロメオ)「思ったほど簡単なレースではなかったけど、最終的にできる限りことができたと思う。1周目は良かった。素晴らしいローンチではなかったけど、ポジショニングは良かったし、ハードタイヤを履いているのはボッタス以外で僕だけだったにも関わらず、3つのポジションを上げることができた。グリップが悪く、タイヤを守らなければならないことは分かっていたので、ラッセルとのギャップを空けて、ミディアムが有利になるレース後半を期待していた。でも、ストップした後も、前のマシンを追いかけるのに苦労した。近づくことはできるけど、グリップが失われてしまった。結局、アントニオと場所を入れ替えて14位でフィニッシュすることになったけど、再びセバスチャン(ベッテル)と素晴らしいバトルができた」15位:ミック・シューマッハ(ハース)「個人的には良いレースだったと感じている。戦略的には正しい判断だったと思うし、レース中のコミュニケーションもとても良かったと感じている。レーススタートに関しては、前でいろいろ起こっていて、セーフティカーが出たことで面白くなった。今回はリスタートがうまくいって、戦うことができた。残念ながら、フロントウイングに少しダメージがあったけど、今日の流れには概ね満足していいと思う」DNF:ニキータ・マゼピン(ハース)「パワーユニットの故障だと思う。全てのパワーを失った。続行していれば、ユニット全体が完全にリカバーできなくなる危険な状態だったと思うし、チームからすぐにクルマを止めるように指示があった。ミックとの件については、彼がターン4の進入でとても早くにブレーキングして、そこにノーズを突っ込んでしまった。彼はコーナーを曲がるためにターンインしなきければならなかったし、起こったことを申し訳なく思う。僕の責任ではあるけど、レーシングインシデントだ。もちろん、うれしくなんかないし、起きてしまったことを残念に思っている。その後、フラットスポットができて、ウイングプレートの半分が欠けていたから、ピットストップが必要になり、さらにエンジンがさよならを言った」DNF:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)「今日はポジションを巡って(ルイス・ハミルトンと)激しいバトルを展開していたけど、そういった状況では、コーナーで2人が息を合わせて走る必要がある。ただ、今日はルイスが僕を押しやる形でスペースを残さず、2台がクラッシュしてしまった。彼がピットを出たときに、すでに僕にスペースを与えない動きを取り始め、そのまま1コーナーに進入していたため、トラック上の緑色の部分を走行せざるを得なかった。非常にタイトだったけど、外側に回る余裕はあった。ただ、その後、オレンジ色の縁石の上に押しこまれ、乗り上げる形になった。本来は、激しいながらもフェアにレースをしたかったと思っている。(次戦の3グリッド降格の)ペナルティーには全く同意できないし、これはレーシングインシデントだと思っている。今日起こったことは残念だけど、2人ともプロのドライバーだし、ここからも前を向いていくのみだ」DNF:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「もちろん、あのような形でレースを終えたのは残念だった。でも、チームは戦略で素晴らしい仕事をしたと思うし、26周目に衝突するまでは良いポジションにつけていた。僕の記憶では、ピットから出るとマックスが来るのが見えたので、アウトサイドにマシン1台分のスペースを残しておいた。ターン1に入って、僕の方が前だったし、ターン2に向けても僕が前だった。突然、彼が僕の上にいた。全体的に見て、週末の素晴らしい終わり方ではなかったけど、バルテリが見事な追い上げの走りでチームを支えてくれてよかった。このような...
全文を読む