ピレリは、2021年 F1世界選手権 第13戦 F1イタリアGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。ピレリは、モンツァにC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)と最も硬いコンパウンドをノミネートしている。決勝ではハードとミディアムのいずれか1セットを使うことが義務付けられるが、スプリント予選の週末には各ドライバーはスタートタイヤを自由に選ぶことができる。
ピレリによると、F1イタリアGPの最速の戦略はミディア-ソフトと繋ぐ1ストップ。この場合でのミディアムのウインドウは27周から33周となる。2番目に速い戦略はソフト-ミディアムと繋ぐ1ストップで、この場合のソフトのウインドウは15~20周となる。マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)「チームに選択の自由が与えられた結果、今日のグリッドにソフトとミディアムタイヤの両方が並んだのは興味深かった。通常の週末と比べてフリー走行の時間は減っているが、明日のグランプリで予想されるものと似たコンディションの中、チームたちはスプリント予選の間に十分な量のデータを集めることができた。序盤のセーフティカーによって、タイヤは小さなブレイクの時間を得たが、気温が高めだったにもかかわらず、デグラデーションレベルは非常に低く、ソフトが良いパフォーマンスを見せた。明日のグランプリでは3つのコンパウンド全てがレース戦略において有効な役割を果たすと考えている」