ピレリは、2020年のF1世界選手権 第9戦 F1トスカーナGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。今週、ピレリはF1初開催となるムジェロ・サーキットにC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)という最も硬いレンジのコンパウドを持ち込んでいる。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。
ピレリによると、F1イタリアGPでの最速の戦略はソフト-ミディアム-ソフトとつなぐ2ストップ。この場合でのソフトのウインドウは 19周となる。2番目に最速の戦略はソフト-ミディアムー0-ミディアムとつなぐの2ストップ。この場合はソフトで16周となる。トップ10に進出したドライバーはすべてソフトスタートとなる。フロントローのメルセデスに2列目のレッドブルがどのようなタイヤ戦略を仕掛けるかが注目のポイントとなる。マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)「ムジェロは今日も暖かく、タイヤは好パフォーマンスを発揮している。すでにQ1で昨日のコースレコードが塗り替えられ、最終セッションではさらに更新された。トップ10のグリッドに並ぶドライバーは全員がスタートにソフトタイヤを選んでおり、当然ながら、これがレース戦略に影響する。レース序盤にソフトのデグラデーションをコントロールすることが重要になるだろう。それが1ストップあるいは2ストップのレースになるかを決めると思われ、戦略は複数のパターンが考えられる。今日の予選ではスタートからフィニッシュまでソフトタイヤが使われたが、明日は硬めのコンパウンドが確実に入ってくるだろうし、1ストップ戦略を狙うドライバーは特にそうなるだろう」
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