レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、アブダビGP初日のフリー走行でFP1=12番手、FP2=7番手と安定した位置を確保した。しかし本人は手応え半ばと語り、ライバルとの差を強く意識している。FP1ではハードタイヤで走行を重ね、FP2では予選に向けた準備としてソフトタイヤを2セット投入。バランス面では改善が見られたものの、前を走るサウバー勢やオリバー・ベアマンの速さに対して警戒感を示した。
「全体的に良い1日だったが、正直もう少し良いと思っていた」とハジャーはコメント。「サウバーの2台とオリー(オリバー・ベアマン)が本当に速くて僕たちの前にいる。まだペースを見つけないといけないので、今夜しっかり取り組む。明日の予選は本当に戦いになると思う」レーシングブルズのチーフレースエンジニア、マッティア・スピーニはハジャーについて次のように語った。「アイザックは最速ラップのバランスに完全には満足していなかったが、ハードタイヤの感触は良かった。だからFP2では予選準備を最適化するためにソフトを2セット使った。バランスは改善していたが、いくつかのコーナーではさらに調整が必要だと感じていた」