アイザック・ハジャーが2026年シーズン、レッドブル・レーシングへ昇格し、マックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトとしてF1のトップチームに加わることが発表された。レッドブル・レーシングは12月2日(火)、2026年のドライバーラインナップを公開し、アイザック・ハジャーの加入が正式に決定した。
アイザック・ハジャーはまだ21歳と若く、Visa Cash Appレーシングブルズで迎えたF1ルーキーイヤーで強烈な印象を残した。今季のハイライトとなったオランダGPでの表彰台フィニッシュをはじめ、1年目とは思えない成熟度を示し、チームは「大きな成長と学習能力、そして生の速さを証明した」と評価している。2026年は技術レギュレーションが大幅に変更され、レッドブル・フォード・パワートレインズが初めて実戦投入される重要な年となるが、この新時代に向け、ハジャーはフェルスタッペンとのコンビでRB22の開発と戦いに挑むことになる。今回の昇格に伴い、ハジャーはレッドブル・レーシング10人目のジュニア出身ドライバーとなる。ジュニアチームからF1までの一貫した育成を続けてきたレッドブルにとって、彼の昇格は育成システムの成果を示す象徴的な出来事となった。レッドブルのCEO兼チーム代表ローラン・メキースは、ハジャーの昇格について「F1初年度で大きな成熟を示し、学習の速さを証明した。最も重要なのは、生の速さを備えていることだ」と語り、フェルスタッペンと並んで戦う準備が整っていると強調した。2026年は大きな挑戦になるとしつつも、「彼がマックスとともに成長し、トラック上で魔法を生み出すと信じている」と期待を寄せた。ハジャー本人も「オラクル・レッドブル・レーシングが僕にF1の最高レベルでレースをするチャンスと信頼を与えてくれたことに、本当に感謝している。ジュニアチームに加入して以来、ずっと積み重ねてきた努力が、このような形で報われるのは本当に素晴らしい気持ちだ。キャリアの中では多くの浮き沈みがあったけれど、チームは常に僕を信じ、後押ししてくれた。」とコメント。「今年、Visa Cash App Racing Bullsで過ごした一年は本当に素晴らしく、たくさんのことを学び、初めての表彰台も獲得できた。チームのサポートと準備のおかげで、僕はレーシングドライバーとしても人としても、より良い自分になれたと感じている」「オラクル・レッドブル・レーシングに行く準備はできているし、彼らが僕について同じように感じてくれていることを、うれしく、誇りに思う。最高の人たちと仕事ができ、マックスから学べるのは本当に待ちきれないほど素晴らしいことだ。」アイザック・ハジャーの昇格により、レッドブルは2026年の大変革期を若さと経験の組み合わせで戦う体制を固めた。技術レギュレーションの刷新と新パワーユニットのデビューによって、F1は新時代へと突入する。ハジャーがこの大舞台でどのようなパフォーマンスを見せるのか、注目が集まっている。