インディカー・シリーズ 第14戦 ポコノの予選が19日(土)に行われ、佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)がポールポジションを獲得した。オーバルコースといえば楕円、もしくは長円のレイアウトが一般的だが、ペンシルベニアの緑深い山間に作られたポコノ・レースウェイは三角形をしている。それだけでなく、3つのコーナーはどれも異なる半径で、コーナーにつけられたバンクも1つずつ違っている。3本のストレートも長さが1本ごとに違う極めてユニークなオーバルコースとなっている。
このように3つのコーナーの性格が明確に異なる上、全長が2.5マイルと長いことからスピードも非常に高いものが維持されるため、マシンのセッティングもドライビングも難しく、ポコノ・レースウェイには“トリッキー・トライアングル”というニックネームがつけられている。オーバルトラックでの予選は、各車が2周を連続して走行し、その平均速度をもとにグリッドを決定する。ポールポジションを獲得したのは佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)。予選出走順で最後に走行した佐藤琢磨は平均速度219.639をマーク。第8戦デトロイトに次ぐ今シーズン2度目、通算7回目のポールポジションを獲得した。今大会、佐藤琢磨は、インディ500でスポンサーを務めたルーオフ・ホーム・モーゲージのオンライン部門である『エクスペダイト・ホーム・ローンの水色のカラーリングを施したマシンで挑んでいる。2番手にはシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)、3番手にはチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ)が続いた。フリー走行でクラッシュしたエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)は予選に参加できず、エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)、ライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オーツスポーツ)はクラッシュを喫してスピードを記録できなかった。2017 インディカー 第14戦 ポコノ 予選 結果 NoDriverTeam Speed 126佐藤琢磨Andretti AutosportH219.63921シモン・パジェノーTeam PenskeC219.395383チャーリー・キンボールChip Ganassi RacingH219.369410トニー・カナーンChip Ganassi RacingH219..012512ウィル・パワーTeam PenskeC218.688698アレキサンダー・ロッシAndretti AutosportH218.622715グラハム・レイホールRahal Letterman Lanigan RacingH218.099888ガビー・シャヴェス Harding RacingC218.02099スコット・ディクソンChip Ganassi RacingH217.819108マックス・チルトンChip Ganassi RacingH217.7491119エド・ジョーンズDale Coyne RacingH217.565125ジェームス・ヒンチクリフSchmidt Peterson MotorsportsH217.5561318エステバン・グティエレスDale Coyne RacingH217.292142ジョセフ・ニューガーデンTeam PenskeC217.234157セバスチャン・サーべドラSchmidt Peterson MotorsportsH216.9431627マルコ・アンドレッティAndretti AutosportH216.801174コナー・デイリーAJ Foyt Racing C215.9641814カルロス・ムニョスAJ Foyt Racing C215.1151921J.R.ヒルデブランドEd Carpenter RacingC214.9882020エド・カーペンターEd Carpenter RacingC 213エリオ・カストロネベスTeam PenskeC 2228ライアン・ハンターレイAndretti AutosportH 関連:【動画】 インディカー 第14戦 ポコノ 予選ダイジェスト
全文を読む