インディカーは、新車が開発される2020年もしくは2021年まで現在のダラーラDW12シャシーを使用する可能性がある。2017年シーズンにむけて、エアロキットは凍結されており、シボレーとホンダはいかなる開発上の変更も許されていない。2018年は両マニュファクチャラーによってスタンダードキットが使用されることになっている。
おり、インディカーのを競技運営部門の責任者を務めるジェイ・フライは、それが現在のダラーラDW12の寿命を延ばすことなると考えている。「我々は2018年にユニバーサルキットを用意する。その寿命は3〜5年かもしれない。我々はいつ新車を投入するかまだ決定していない」とジェイ・フライはコメント。ダラーラDW12は2012年にインディカーに導入され、マニュファクチャラーに個別のエアロキット開発が許されるまで3年間スペックシャシーのままだった。2014年のチャンピオンであるウィル・パワーのレースエンジニアを務めるデイビッド・ファウスティノは、DW12の発展具合が新車の必要性を最小限にしていると考えている。「タブとギアボックス、ベルハウジングは同じままだったが、エンジンは絶えず変わっており、過去数年間でエアロキットも絶えず変化してきた。クルマのコンセプトは変化している」「このような2〜3年おきに変化があれば、クルマはそれほど停滞しているように見えなくすることができる」「新しいタブに交換することができたが、誰もその違いはわからない」2015年のエアロキットの導入は、マニュファクチャーラーとチームの経費を増やし、当初はシボレーがホンダに大きな差をつけたことで、フィールドが分割された。インディカーは、標準エアロキットのそのような問題を解決し、3つ目のマニュファクチャラーの参入を期待している。「我々にはプランがあり、パドック、そしてシボレーとホンダの両社とそれについて話をしている。彼らはそのプランに非常に熱心だ」とジェイ・フライはコメント。「同時に我々は他のOEM先(マニュファクチャラー)ともこのプランをシェアしてきた。彼らにとっても、我々が進んでいる方向性の公平さは賢明だと思う」「最悪の可能性は、プランを覆すことだ。他のOEM先もそれを望んではいなかった」「我々は自分たちの位置、進んでいる位置に満足しており、新たなOEMを獲得できると確信している」ジェイ・フライは、ルールブックの他のエリア、特にメカニカルグリップ周りに開発の自由が与えられる可能性を示唆している。