インディカーで最も知名度の高いスポンサーのひとつであるDHLが、過去13年間にわたって提携してきたアンドレッティ・グローバルを離れることになった。その間、象徴的な黄色と赤のカラーリングはアンドレッティチーム、そしてアメリカのオープンホイールシリーズ全体の定番だった。
ライアン・ハンター-レイは2011年に初めてDHLのマシンをドライブし、国際的な運送会社の代表としてチャンピオンシップを1回獲得し、インディ500で1回優勝した。彼は10年間、ほとんど変わらないカラーリングの28号車に乗り続け、この組み合わせはこのスポーツのファンにとって非常に認知度の高いものとなった。ハンターレイは2021年いっぱいでフルタイムのレースから離れ、DHLカラーはアンドレッティに加入したロマン・グロージャンが2シーズン引き継いだ。グロージャンはこの大胆なカラーをまとい、2回のポールポジションと3回の表彰台を獲得したが、惜しくも勝利を逃した。グロージャンがアンドレッティを離れることが確認された直後、DHLもまた、チームを離れることを明らかにした。DHLはソーシャルメディアに、同社が長年にわたってアンドレッティと過ごしたいくつかの重要な思い出を振り返るビデオを投稿した。「シリーズチャンピオンシップからインディ500での勝利まで、@AndrettiIndyとのパートナーシップは歴史に刻まれています」と投稿には書かれている。「アンドレッティ・ファミリーにとって、あなたたちはパートナー以上の存在であり、ファミリーでした。忍耐、スポーツマンシップ、そして偉大さによって定義された旅に感謝します」From a series championship to an Indy 500 victory, our partnership with @AndrettiIndy is etched in history. To the Andretti family, you've been more than partners, you've been family. Thank you for a journey defined by perseverance, sportsmanship, and greatness. pic.twitter.com/Opw7HXEOqC— DHL U.S. (@DHLUS) September 11, 2023 DHLはアンドレッティのインディNXT活動の主要スポンサーでもあり、ジェイミー・チャドウィックもルーキーイヤーの今年、同様のカラーリングをドライブしていた。インディーカーにおけるDHLの将来については何も語られなかったが、同社がシリーズを去るというコメントが目立たないことから、来季は他のチームとパートナーシップを結ぶことになるだろう。そのパートナーシップがどのチームとなるのか、そしてDHLの象徴的なカラーリングが来年もグリッドを飾るのかどうかはまだわからない。
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