インディカーのチャンピオンであるウィル・パワーは、F1の競技を「ジョーク」だと酷評し、勝利のために戦うことができないドライバーを「かわいそう」だと語る。近年、特にアメリカではNetflixのドキュメンタリー番組『Drive to Survive』によってF1人気が高まっているが、競技のあり方をめぐって2つのシリーズの間に溝ができている。
インディカーに移籍した元F1ドライバーの多くは、ロードコース、ストリートコース、オーバルコースの各スケジュールで1シーズンに複数の優勝者を出すという、インディカーの高い競争力に魅了されている。しかし、開幕7レースで勝利を冷めたドライバーはわずか2目のみで、レッドブルがマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスで全勝記録を続けている。、インディカーのデトロイトGPを前にウィル・パワーは、インディカーについて 「F1とは比べものにならないほどタフで、素晴らしく、世界で最もタフなフィールドだ。人々はそれを知っておく必要がある」とNBC Sportsに語った。「F1なんて競争としてはジョークみたいなものだ。でも、ドライバーとしてはそうではない。F1には素晴らしいドライバーたちがいる。そして、オープンホイールモータースポーツのトップレベルである僕たちのレースで彼らが満足感を味わうことができないのはかわいそうに思う」「インディカーのようなフォーミュラがあれば、F1はもっと良くなると思うんだ。僕はテクノロジーとそのメーカーサイドが大好きで、それは素晴らしいことだと思うけど、観客として見ていると、みんながレッドブルに乗っていたら、どんなにかっこいいだろう?と思ってしまう」「何か問題が起きなければ、マックスがすべてのレースで勝つだろうことは単純にわかる」「ルーキーとして出てきた男が、レースに勝てるかもしれないと想像してほしい。それは本当にクールなことだと思う。でも、向こうの政治的な事情で、そんなことは決して起こらないことはご存知だろう」
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