元チャンプカーのオーナーであり、インディカーで佐藤琢磨も所属したKVレーシング・テクノロジーの共同オーナーだったケビン・カルコーベンが77歳でこの世を去った。ケビン・カルコーベンは、2004年1月にCARTが破産を宣言した後、ジェラルド・フォーサイス、ポール・ジェンティーロジー、ダン・ペティとともに資産を購入してカテゴリーを救い、チャンプカーのオーナーとなった。
また、同年11月にはジェラルド・フォーサイスとともにフォードからコスワース・エンジニアリングを買収し、チャンプカーだけでなく、F1にもエンジンを供給した。また、2003年にはジミー・バッサーとともにKVレーシング・テクノロジーを設立し、2010年にはF1からインディカーに転向した佐藤琢磨を起用。2013年にはトニー・カナーンとともにインディ500を制し、2017年にインディカーを撤退するまで7勝を挙げた。