インディカーは、2021年シーズンから900馬力以上を発生する新型エンジンを導入することを明らかにした。ホンダとシボレーは、2012年から最大750馬力を発生させる2.2リッター V6ツインターボエンジンを生産しているが、インディカーは将来のエンジンレギュレーションでも同様の方向性を進めていくことが高いことを認めていた。
インディカーは、2021年以降の新しいエンジン仕様を発表。V6ツインターボのレイアウトを維持しつつ、排気量を2.4リッターに拡大。プッシュ・トゥ・パスと組み合わせて900馬力以上を発生させるとした。インディカーは、今年初めに新しいエンジン開発責任者を雇っており、2021年シーズンの導入を目指して2020年の夏から新しいエンジンのテストを開始する予定としている。新しいエンジンは、インディカーが第3のメーカーを見つけるための一環ではあるが、競技委員長を務めるジェイ・フライは、差し迫った新しいメーカーの参入計画はないと語る。「我々は多くの重要な役員たちと話し合い、彼らの意見を求めてきた。そして、彼ら全員が彼らがやっていることは非常に適切なプラットフォームだと述べている」とジェイ・フライはコメント。「追加のメーカーの差し迫った発表はないが、我々は良い方向性に進んでいると感じている」ホンダは、現行エンジンのレギュレーションを最大化したと感じており、再びエンジン開発を再開させることを熱望していた。HPD(Honda Performance Development)の社長を務めるアート・セントシアーは、新しいエンジンはメーカーにとって“興味深い”チャレンジになるだろうと語る。「新しいインディカーのエンジン仕様はファンにとってエキサイティングなものになるはずだし、興味深い技術的なチャレンジとなるだろう」とアート・セントシアーはコメント。「全体的なアーキテクチャは現在のエンジンと同じままだが、排気量の拡大はスポーツのファン全員に満足させるパワーアップを含めた多くの変化をもたらすだろう」「加えて、ホンダのデザイナーとエンジニアに重要な開発を提供する。我々はそのチャレンジンを歓迎している」ゼネラルモーターズのパフォーマンス・ビークル&モータースポーツ担当U.S.バイス・プレジデントのジム·キャンベルは新しいエンジン仕様はシボレーにとって「引き続き当社のプロダクションエンジンの組み込まれている関連技術を示すものになる」と述べた。「レーストラックとショールームとの間のパフォーマンス、信頼性、効率性を学ぶ機会はシボレーにとって非常に重要だ」インディカーのエンジン製造にはコスワースが関心を示しているとされているが、インディカーは新しいメーカーが参入するには2018年の夏までにプランを立てる必要があると述べている。
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