ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)は、アブダビGP金曜フリー走行で両セッションを5番手で終え、「この流れを予選で再現することが目標だ」と意気込みを語った。先週のカタールでは序盤のクラッシュによりポイント連続獲得が途切れたが、アブダビ初日は終始上位に並び、好感触のまま土曜日を迎えることになった。
FP1では多くのチームがルーキーを起用するなか、ヒュルケンベルグが5番手、チームメイトのガブリエル・ボルトレトが7番手を記録。続くFP2でもヒュルケンベルグは再び5番手、ボルトレトは6番手とそろって上位に入った。予選で重要になる“初日好調の再現”ヒュルケンベルグは、予選に向けて同等のパフォーマンスを維持できるか問われると、次のように語った。「そう願っている。目標であり、狙いはそこにある」「多くのドライバーはFP1を走っていないので、今夜の間に僕らよりも学ぶことは多いはずだ。でも、今日の手応えは良かった。ベースとなるパフォーマンスとクルマのバランスはいい位置にあるし、1日を通してスムーズに進んだこともポジティブだった」また、この上位タイムがチームにとって想定外だったかどうかについては、こう続けた。「多少は驚きだったかもしれない。明らかに低速コーナーが少し多いレイアウトで、これは僕たちのクルマにとって悪くない。でも、実際に走るまで分からない」「金曜に速いのは良いことだけど、本当に重要なのは明日だ」ボルトレトも自信「FPだけど、良い流れ」ボルトレトも金曜の上位進出に満足しつつ、予選へ向けた慎重さを崩さなかった。「まだフリー走行だ。これから起きることはたくさんある」「FP1とFP2でとても競争力があって、いいペースを出せたのはポジティブだ。明日も自信はある。でも、あくまでFPだからね。周りにも速いドライバーがたくさんいるし、差もすごく小さい。簡単ではないけど、うまくまとめられれば良い結果を出せると思う」コンストラクターズ8位争いへ 予選がカギザウバーは現在コンストラクターズ9位で、前を走るハースとは5ポイント差。ボルトレトは日曜のポイント獲得を狙う上で、予選の重要性を強調した。「明日の予選で2台が良い位置につけてほしい。日曜にポイントを狙い、前のチームを追いかけるためにも、良いスタート位置が本当に大事になる」
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