ニコ・ヒュルケンベルグは、F1のライバルであるカルロス・サインツから「常にグリッド上のトップ5ドライバー」と称賛された。ヒュルケンベルグは先週末のF1イギリスGPで3位に入り、F1史上最多記録となっていた表彰台なしの連続出走に終止符を打った。悪天候を巧みに利用した走りで、キャリア初の表彰台をつかみ取った。
それまでヒュルケンベルグは、F1史上最多の表彰台なしレース出走記録を保持していた。ヒュルケンベルグの思わぬ快挙について感想を求められたカルロス・サインツは、RacingNews365などのメディアに対して次のように語った。「おめでとう。きっと本当に堅実なレースをして、あそこまで行ったんだと思う」「正直言って、彼に表彰台がなかったことをみんなが呪ってたみたいだけど、僕にとってはまったく重要なことじゃなかった」「僕にとって彼は、F1にいるときは常にグリッド上のトップ5ドライバーだと思ってるし、彼の才能やレースでの実行力は本当にすごいんだ」ヒュルケンベルグは、いわゆる「トップチーム」でレースをしたことはなく、ドライバーズランキングでの最高位は2018年にルノーで記録した7位だった。その2018年、サインツはエンストン拠点の同チームでヒュルケンベルグのチームメイトを務め、彼の実力を間近で見ていた。「僕は彼のチームメイトだったからわかってるけど、彼に表彰台がなかったのはただの偶然であって、彼が所属していたチームによるところが大きかった」「今回こうして表彰台に立てて、彼を疑ってた人たちを黙らせられたことがうれしい。僕は最初から彼を疑ったことなんてなかったし、いつか必ず表彰台に立つって信じていた」